戸松遥がダルマの目入れ、松岡禎丞がくす玉を割り「ソードアート・オンライン」アニメ10周年をファンとお祝い!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
戸松遥がダルマの目入れ、松岡禎丞がくす玉を割り「ソードアート・オンライン」アニメ10周年をファンとお祝い!

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戸松遥がダルマの目入れ、松岡禎丞がくす玉を割り「ソードアート・オンライン」アニメ10周年をファンとお祝い!

劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』の初日舞台挨拶が10月22日に新宿バルト9で開催され、戸松遥(アスナ役)、松岡禎丞(キリト役)、井澤詩織(アルゴ役)、主題歌を担当した藍井エイルが登壇。映画の公開とアニメ放送開始から10周年を記念して、くす玉とダルマがお目見え。祝福ムードに包まれた会場で、登壇者陣が喜びをあふれさせた。

全世界での発行部数が累計3000万部を突破した川原礫による小説「ソードアート・オンライン」シリーズを原作とした本作。《SAO》の物語のすべての始まり、アインクラッド第一層からの軌跡を深く掘り下げながら詳細に描く作者自身によるリブート・シリーズ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」をもとに、視点をヒロインのアスナへと変えて再構築している。

【写真を見る】くす玉を割って拍手を浴びた松岡禎丞
【写真を見る】くす玉を割って拍手を浴びた松岡禎丞

この日のステージにはくす玉が登場。くす玉を割る役目を任された松岡がそーっと優しく紐を引っ張ると、くす玉は割れず周囲も爆笑。「もっと行っていいですか」と思い切りよくくす玉を割り、会場から大きな拍手を浴びた。テレビシリーズ97話と、これまでの劇場版『劇場版 ソードアート・オンライン −オーディナル・スケール−』、『劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア』、そして本作を合わせるとシリーズ総計100作品となるそうで、これには登壇者陣も「めでたい!」と目を輝かせていた。


映画の公開初日を迎え、戸松は「うれしいです。たくさんの方に愛されている作品。無事に公開されてホッとしています」と安堵の表情を見せ、松岡は「キャスト、スタッフさん含め、“心血を注いで”という言葉が一番似合っているなと思うくらい、力を入れてやらせていただいた。観ていただけるということで、感無量です」と熱っぽくコメント。本作で本格参戦したアルゴ役の井澤は、「ようやく皆さんに勇姿を見ていただける。皆さんに愛されるキャラクターになっているといいなと思います」とうれしそうに語る。また主題歌「心臓」を担当した藍井は、映画の舞台挨拶の登壇は初経験とのこと。「めちゃくちゃ緊張しています」と苦笑いを見せつつ、「いよいよ本日がやってきた」と喜びを語っていた。

本作の見どころについて話が及ぶと、戸松が「お察しの通り、劇場版と言えばアスナさんのお風呂!どのようなかたちでお風呂が登場するのか」と声を大にして会場を盛り上げるひと幕も。「入る時のアスナさんのリアクションは、かなりいろいろなパターンを録らせていただいた」とこだわりが込められているそうで、井澤から「いい音ですよ。いい音が出ています」と絶賛されていた。

そして10年間をシリーズと共に過ごしてきた感想を問われた戸松は、「あっという間でした」としみじみ。「ずっと何かしらのかたちで、アスナを演じさせていただいている。演じていない時がない。そういった作品は『SAO』だけ」と本シリーズは特別な存在だという。劇中のゲーム“ソードアート・オンライン”の正式サービス開始日が2022年の11月6日という設定であることから、「2022年の11月6日が本当に来た!という感じ。その瞬間を間もなく迎えられることが、すごくうれしいです。応援してくださる方がいらっしゃるからこそ、いまがある」と継続の力となったのは、ファンの存在だと感謝していた。

「『ソードアート・オンライン』シリーズでできてうれしい!」人生初体験に喜び
「『ソードアート・オンライン』シリーズでできてうれしい!」人生初体験に喜び

アニメ放送がスタートしたころに「スタッフさんと『2022年まで、10年間とかっていけるんですかね』と冗談混じりに話していた」という松岡も、「本当に10年経った。駆け抜けてきた」とこれまでの歩みを充実感と共に述懐。「自分自身も10周年イヤー」と明かした藍井は、「『ソードアート・オンライン』シリーズの10周年イヤーに、人生初の劇場版を担当させていただくなんて本当に光栄なこと」と本シリーズとの縁に感慨深げだった。

最後には、戸松が劇中の“5層のボス”をイメージしたダルマに目入れをして「人生で初めてやりました!うれしい!」と笑顔を弾けさせた。大きな拍手があがるなか、上映前の会場に向けて「すべてが見どころといっても、過言ではないくらい(の内容)。最後まで気を抜かないでください」と本作のクライマックスに驚きの展開があると明かす場面もあり、松岡も「ウソだろって感じがしますよね」と同調。戸松は「最後の最後までドキドキ。ジェットコースターのような感情になりながら観られる映画」と熱くアピールしていた。

取材・文/成田おり枝

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