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来たれ“破壊者”!明日の映画界を担う新人監督を発掘中

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来たれ“破壊者”!明日の映画界を担う新人監督を発掘中

2010年1月30日(土)に公開される真利子哲也監督の長編劇場デビュー作『イエローキッド』(09)は“New Director/New Cinema 2010 by シネマ・シンジケート”という新人監督発掘プロジェクトの第1回作品。

本プロジェクトの大まかな流れを説明すると、まず、その年に公開されるこれからの活躍が期待される新人監督の作品を、全国の独立系映画館の推薦によって選出。続いて、2009年に創設された「映画館大賞」を運営するシネマ・シンジケートの加盟劇場を中心に、広いネットワークで全国公開していくのだ。

選出される監督の数に制限は設けず、該当者のいない年は推薦作品がないということもあり得る。たくさんの才能があればどれも発掘するが、なければしない、というシビアだがフェアなやり方と言える。つまりは商業映画主義の真っただ中で、確かな才能と作家性のある新人監督を発掘できるだけ発掘し、広く紹介していこうという試みなのだ。

商業映画主義も結構だが、それだけでは映画は一辺倒でいつしか飽和状態になってしまう。それを壊してくれるのはどこか異質なものを持つ作家主義だ。“New Director/New Cinema”で発掘された新人監督が日本映画を壊して、より面白いものにしてくれることを期待せずにはいられない。【トライワークス】

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