“映画大好き芸人”こがけんが『アムステルダム』に大興奮!「マーゴット・ロビーの存在感」を絶賛
10月26日、TOHOシネマズ日比谷にて、第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて上映される『アムステルダム』(10月28日公開)のスペシャルトークショーが開催。“映画大好き芸人”のこがけんが登壇した。
本作は、『ザ・ファイター』(11)、『世界にひとつのプレイブック』(13)、『アメリカン・ハッスル』(14)などで知られる、アカデミー賞ノミネート常連のデヴィッド・O・ラッセル監督による7年ぶりの新作だ。舞台は、1930年代のニューヨーク。オランダのアムステルダムで出会った3人が、ある殺人事件に巻き込まれて容疑者になり、事件の真相に迫っていくなかで“世界の歴史上、もっとも衝撃的な陰謀”へと巻き込まれていく姿をコミカルに描いている。
トークショーに寄せられたラッセル監督からのメッセージ動画では、「この作品はライトなトーンのクライムムービー。登場するエピソードはほぼ実話です」と紹介された本作。こがけんも「めちゃめちゃおもしろかったですね。実話に基づいた話とフィクションが融合しているんですけど、ほぼ実話ということで。クライムムービーですから、シリアスにいこうと思ったらどこまでもシリアスにいけると思うんですけど、そこをすごく軽妙な感じで描き切っているところが、この監督らしいなと」と感想を語った。
また、「特に印象に残ったキャスト」を聞かれると、「選ぶのは難しいけれど、マーゴット・ロビー。クリスチャン・ベール、ロバート・デ・ニーロなど、いままでのラッセル監督作品のベストメンバーを集めたみたいな映画ですが、そのなかでマーゴット・ロビーの輝きというか、存在感が素晴らしくて!」と興奮気味にコメント。
続けて「状況や環境が劇中で3回変化していくんだけれど、それに合わせてみんなの表情も変わっていってしまうんですね。そのなかでも、1番環境が変わり、それに合わせて表情が変わっていくのが、マーゴットが演じるヴァレリーというキャラクター。その変化した姿は微妙に、絶妙に異なったものなんですが、ちゃんと同じ人を演じているという統一感もあって。すごく良かったです」と解説した。
さらに、「ラッセル監督の作品は、シリアスになり過ぎず、ちょっと笑えちゃう。そういうアプローチもすごくいいなと思いました」と、しみじみ。「こんなに豪華な出演者が次々と出てくるんだというのにも、しびれました。錚々たるメンバーが集っていることをみても、この監督が尊敬されていることが伝わってきますね」と、感慨深げに語っていた。
取材・文/平井あゆみ