大泉洋、Snow Man目黒蓮にバラエティ合宿のお誘い!「TEAM NACSに入ったほうがいい」
第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名小説を実写映画化した『月の満ち欠け』(12月2日公開)のプレミアナイト試写会が11月7日に丸の内ピカデリーで開催され、大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、田中圭、伊藤沙莉、菊池日菜子、廣木隆一監督が登壇。大泉が、目黒をTEAM NACSに誘うひと幕があった。
本作は「もう一度あなたに逢いたい」という強い想いが、時間も空間も超えて巻き起こす壮⼤なラブストーリー。不慮の事故で愛する妻子を失い、数奇な運命に巻き込まれていく主人公の⼩⼭内堅役を大泉が演じた。大泉は「二つの愛が絶妙に絡み合っていく映画で、観た後にいろいろな話をしたくなる映画。お話が盛り上がって、ステキな1日を過ごしていただければ」と映画をアピールしていた。
⼩⼭内の娘と同じ名を持つ謎めいた女性、正木瑠璃を有村。正木瑠璃と許されざる恋に落ちる三⾓役を、単独での映画は初出演となる⽬⿊が演じている。目黒は、座長である大泉との共演を通して、勉強になることがたくさんあったと告白した。目黒は「めちゃめちゃかっこよかったんです」と切りだし、「自分が腑に落ちない部分があったら、ちゃんとスタッフさんを含めて話し合って、心のなかに落としてから撮影を進めていく。ディスカッションをしている姿は、お芝居以外の仕事でも、僕もできればそういうことをしたいと思ったり。あと現場にいる時の雰囲気もすごかった。なるべくそういうものを感じ取りながら、お芝居をできたらいいなと思い、一生懸命にやらせてもらいました」と大泉への尊敬の念を語った。
目黒の言葉を聞いた大泉は、「私はね、信じちゃいませんよ」とポツリ。目黒も大笑いするなか、大泉は「やたらね、こうやって毎回いいことを言ってくれるんですけどね。そんなにいい人、いますか?」とあまりの目黒の“いい人ぶり”に疑いの目を向けた。目黒は「大泉さん(演じる⼩⼭内堅)に、言いにくいいことを話に行くシーンがある。大泉さんが醸しだされている雰囲気があるからこそ、余計に言いづらくなった。すごくいい経験になった」と大泉の芝居からも刺激を受けることがたくさんあったそうで、これには廣木監督も「めちゃめちゃいいシーンになった。その緊張、雰囲気が映像に出て、すごくリアルなシーンになった」と大満足の表情を見せていたが、それでも大泉は「信じていない」と不信感をチラリ。
大泉は「目黒蓮の非の打ち所がないところがね、好きじゃないんですよ。かっこいいし、礼儀も正しいし、先輩を立ててくれる。どうも怪しいんだよな。こんなヤツいますか?信じていませんよ」と嫉妬混じりに語り、周囲も大爆笑。それでも目黒は「めちゃめちゃ好きです」と大泉にラブコールを送りつつ、「あまりおもしろくない僕のトークを盛り上げてくれる。僕はあまり話がうまくないので、そのおもしろくないのを笑いに変えてくださる」と感謝を伝えた。
大泉は「たしかにね、さっき話していて『それで僕は…あ、すみません、僕はいまなんの話をしていたんでしょうか』と突然、記憶喪失みたいになるから。『1回、俺と合宿しろ』と言ったんです。バラエティ合宿だって!」と目黒のバラエティ力を鍛えたいと希望。目黒が「大泉さんみたいに、僕もおもしろいトークができるようになりますか?」と尋ねると、大泉は「1回、Snow Manを1年休んで、TEAM NACSに入ったほうがいい。この1年間だけ『TEAM NACSの目黒蓮』って言ってくれないか」と自身の所属するユニットにお誘いし、会場から拍手を浴びていた。
またこの日は、生まれ変わりがテーマとなる映画にちなみ、「もし生まれ変わったらなりたいものは?」との質問に答える場面も。柴咲は「ワシ。北海道で見たことがある。かっこよかった」、菊池は「葉っぱ。光合成しているのがうらやましい」、伊藤は「自分。周りにいる人が好きすぎて、人生1回では足りない」、田中は「俳優って、台本など与えられた仕事をするもの。ゼロから作れる人になりたい。レオナルド(・ダ・ヴィンチ)です」、有村は「台本をいただくたびに、脚本を書ける方ってすごいなと思う。文才がある方に憧れる」、目黒は「漁師さんになりたい。なりたくて調べたら、命が危ないなと思った。危険のある、自然を相手にした仕事。でも自然には関わりたい。農家さんになって、たまに釣りに行く人になりたい」と回答。大泉は目黒の答えに、「漁師さんに憧れたのに、最終的にはたまに釣れればいいの!?」とツッコミまくっていた。
取材・文/成田おり枝