伊坂幸太郎「シーソーモンスター」の権利をNetflixが獲得!アン・ハサウェイ×サルマ・ハエックで映画化へ
ブラッド・ピット主演の『ブレット・トレイン』(公開中)として映画化された「マリアビートル」などで知られる人気作家、伊坂幸太郎の小説「シーソーモンスター」の映画化権をNetflixが獲得。アン・ハサウェイとサルマ・ハエックの共演で映画化されることがわかったと、「Variety」など全米複数メディアが報じている。
2019年に刊行された「シーソーモンスター」は、バブル期の日本のとある平凡な家庭を舞台に嫁と姑の熾烈な争いを描いた作品。今回の映画化にあたって時代設定やキャラクター設定など、どのように脚色されるかはまだ明らかになっていないが、報道によるとハサウェイとハエックによって繰り広げられるアクション・コメディになるとのことだ。
誰が監督を務めるのかもまだ明らかになっておらず、脚本は『エンド・オブ・ハイスクール』(Netflixで配信中)で監督デビューを飾り、ハサウェイも出演した『オーシャンズ8』(18)で共同脚本を務めたオリヴィア・ミルヒがすでに執筆中とのこと。ハサウェイとハエック、そして数々のヒット作を手掛けてきたアキヴァ・ゴールズマンらがプロデューサーに名を連ねている。
また、プロデューサー陣には「CTB」の三枝亮介と寺田悠馬の名前も。2人は海外著作権などを扱うエージェント会社を2017年に設立し、それまでハリウッドで直接映画化されることが難しかった日本の小説の権利管理を担当。彼らの売り込みによって『ブレット・トレイン』が実現したことでも知られており、今回の「シーソーモンスター」でも一役買ったものと思われる。
本作の動向から、今後も目が離せなくなりそうだ!
文/久保田 和馬
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