ジェームズ・キャメロン監督、ジャパンプレミアで若いファンにメッセージ「映画館での『アバター』体験を楽しんで!」
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月16日公開)の日本最速となるジャパンプレミアが10日、TOHOシネマズ日比谷にて開催。上映前の舞台挨拶には、ジェームズ・キャメロン監督、プロデューサーのジョン・ランドー、ジェイク・サリー役のサム・ワーシントン、ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、キリ役のシガーニー・ウィーバー、クオリッチ役のスティーヴン・ラングが登壇した。
前作『アバター』(09)から13年。キャメロン監督が心血を注ぎ誕生させた続編の第一弾となる本作では、家族となった元海兵隊員のサリーと先住民ナヴィの女性ネイティリの物語が描かれる。
舞台挨拶ではプロデューサーのランドーがMCを担当。制作を振り返り、映画でどのような(新しい)体験を届けることができるのかをずっと考えていた5年間だったとしみじみ。最新作を心待ちにしていたファンの温かい拍手に包まれた会場を見渡し、「5年間努力して完成させた映画をみなさんにお届けすることができて、すごくうれしい!」と笑顔を浮かべるランドーの呼び込みで、ワーシントン、サルダナ、ウィーバー、ラング、そしてキャメロン監督がステージに登場。キャメロン監督紹介時には「アバターファミリーをひとつにまとめ上げたジェームズ・キャメロンに拍手を」と会場に呼びかけるなど、イベントを盛り上げていた。
約300人が集まった客席を見渡すと「若い人たちがたくさんいるようです。ひょっとしたら第1作は映画館で観ていないという方も多いかもしれません。ぜひ、映画館での『アバター』体験を楽しんでください」と呼びかけたキャメロン監督。「前作から13年待たせてしまったけれど、映画を作っていたのは5年間です」と説明したキャメロン監督は「素晴らしいキャスト、スタッフとともに続編を作り、それを日本のみなさんに届けることができて本当にうれしいです」と満足の表情を見せていた。
サルダナは客席に家族の姿を見つけたようで、終始ごきげん。降壇時にはキャメロン監督から渡されたマイクを手に家族への感謝の言葉を伝えるというパフォーマンスも。キュートなサルダナの振る舞いをキャメロン監督もうれしそうに見つめていた。
取材・文/タナカシノブ