ブラピ&マーゴット・ロビーらが『バビロン』ワールドプレミアに登場!渡辺直美も日本代表として参加
『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞監督賞に輝いたデイミアン・チャゼル監督が、ブラッド・ピットやマーゴット・ロビーらとタッグを組んだ『バビロン』(2023年2月10日日本公開)のワールドプレミアが、現地時間12月15日にロサンゼルスのアカデミー映画博物館にて開催。豪華キャスト・スタッフ陣に加え、渡辺直美をはじめとした世界中のトップエンタテイナーたちがスペシャルゲストとしてレッドカーペットに登場した。
本作の舞台は“黄金時代”と呼ばれた1920年代のハリウッド。サイレント映画の大スターであるジャック(ピット)は、毎晩のように豪華なパーティを開いていた。そこで運命的な出会いを果たしたのは、スターになることを夢見る新人女優のネリー(ロビー)と、映画制作を夢見る青年マニー(ディエゴ・カルバ)。やがてネリーはスターへの道を駆け上がり、マニーもジャックの助手として一歩を踏み出すのだが、サイレントからトーキーへと移り変わろうとする映画界の革命が、彼らの運命をも巻き込んでいくことに。
広い会場を埋め尽くすように集まったメディアの取材に精力的に答えるピットは、「日本の皆さん、映画をお楽しみに。そして良いクリスマスを!」と日本のファンへ向けてメッセージを送る。またロビーは大胆なデザインのアライアの黒のラップドレスで登場し会場を魅了。そしてマニー役を演じたカルバは「ブラッドやマーゴットといったすばらしい共演者たちとこのレッドカーペットを一緒に歩けるのは幸運だし光栄です。最初は家族も誰も信じてくれませんでしたが、いまは皆、興奮して喜んでいます」と語った。
一方、映画制作を志してロサンゼルスに飛び込んだ15年前からこの作品の構想を持っていたというチャゼル監督は「ついに公開できるのがうれしいし、信じられない気分です。これまでいくつも映画を作ってきましたが、今回が最大のキャスト、スケールなので、すべてが新しく感じますし現実とは思えません」と感無量の様子でコメント。
さらにピットやロビーらハリウッド随一のスター俳優との作品づくりについて「世界一幸せな監督だと感じました。彼らのすばらしい演技もそうですし、あれだけのスターたちが全身全霊でキャラクターを掘り下げ、妥協しないんです。とにかく皆で作品に飛び込んで作り上げました」と振り返り、「是非みなさんにも早く体験していただきたいです!」と力強くアピールした。
また、世界中から多くの女優やインフルエンサー、セレブなどが招かれるなか、日本代表として参加した渡辺は、劇中でネリーが着用する赤のドレスからインスパイアを受けて制作された特注のラップドレスで登場。「こんなにすごい方々に囲まれてレッドカーペットを歩けるなんてとてもラッキーで光栄なことです」と大興奮。
一足早く鑑賞した映画についても「1920年代のハリウッドが舞台。昔のハリウッドだけど映像がめちゃくちゃ綺麗で、激しくクレイジーなシーンがジェットコースターのように最後まで続いていく素敵な映画です」と語った。
先日ノミネーションが発表された第80回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)をはじめ5部門にノミネート。アカデミー賞の歴史が飾られたアカデミー映画博物館で華やかな幕開けを迎えた本作が、アカデミー賞の新たな歴史にその名を刻むことになるのか。今後の賞レースのゆくえに注目しながら、本作の公開を待とう!
文/久保田 和馬