松田優作が、4Kで美しく蘇る!デビュー50周年を記念し、出演映画4作が日本映画専門チャンネルに登場

映画ニュース

松田優作が、4Kで美しく蘇る!デビュー50周年を記念し、出演映画4作が日本映画専門チャンネルに登場

1989年11月6日に40歳の若さでこの世を去り、いまなお幅広い世代から愛され続ける伝説の俳優、松田優作。彼のデビュー50周年を記念し、日本映画専門チャンネルでは2023年2月10日(金)より「松田優作デビュー50周年記念 優作4K」と題し、松田優作という俳優を知るうえでは外すことのできない4本の出演映画を3か月連続で放送する。

【写真を見る】松田優作といえばやっぱりハードボイルド!3作品が4Kデジタル修復版でテレビ初放送
【写真を見る】松田優作といえばやっぱりハードボイルド!3作品が4Kデジタル修復版でテレビ初放送[c]KADOKAWA 1979

2月に放送されるのは、大藪春彦の小説を村川透監督とのタッグで映画化した『蘇える金狼』(79)。昼はサラリーマン、夜は組織に牙を剥く野心的な主人公が、鍛え上げられた肉体と天才的な頭脳を武器に大企業や暴力団に挑む姿を描いたハードボイルドアクション。同じく大藪と村川監督とタッグを組み、驚異的な役作りで臨んだ『野獣死すべし』(80)も3月に放送される。体を張った演技で俳優としての新境地を開き、松田優作=ハードボイルドのイメージを確立したこの2作品は必見だ。

大藪春彦×村川透監督とのタッグ2作で、俳優としての新境地を確立
大藪春彦×村川透監督とのタッグ2作で、俳優としての新境地を確立[c]KADOKAWA 1980

また森田芳光監督がメガホンをとり、1980年代の日本映画を代表する傑作としていまなお語り継がれる『家族ゲーム』(83)も2月に放送。松田が演じているのは、次男の高校受験を控えた沼田家に家庭教師としてやってきた“三流大学の7年生”というユニークな役柄。この演技で松田は、日本アカデミー賞優秀主演男優賞をはじめ、その年の国内の主要映画賞を総なめ。名実ともにトップスターへとのしあがった。


刑事役を熱演した『人間の証明』は、角川映画屈指のヒット作に
刑事役を熱演した『人間の証明』は、角川映画屈指のヒット作に[c]KADOKAWA 1977

そして4月に放送されるのは、森村誠一の同名小説を原作に公開当時大ヒットを記録した角川映画第2弾作品『人間の証明』(77)。戦後30年という一つの節目に、日本とアメリカを舞台に様々な人間模様を描いたミステリーで、松田はニューヨークと日本で困難な捜査に挑む刑事役を熱演している。岡田茉莉子やハナ肇、鶴田浩二、三船敏郎ら名だたる俳優たちとの共演も見逃せない。

傑作『家族ゲーム』では映画賞を総なめ!
傑作『家族ゲーム』では映画賞を総なめ!『家族ゲーム』<4Kデジタルリマスター版> [c]1983 日活/東宝 2/10(金)夜7時ほか

『家族ゲーム』は4Kデジタルリマスター版で、『蘇える金狼』と『野獣死すべし』、『人間の証明』は今回テレビ初放送となる4Kデジタル修復版で放送(※すべて2Kダウンコンバートにて放送)。デビュー50年という大きな節目に最新の技術によって美しく蘇った松田の勇姿を、この機会に目に焼き付けてほしい!

文/久保田 和馬

「松田優作デビュー50周年記念 優作4K」特設サイトURL:https://www.nihon-eiga.com/osusume/yusaku4k/
※特設サイトは2023年1月1日(日・元日)あさ10時オープン

【松田優作公式Twitter】@yusaku70 https://twitter.com/yusaku70/
【松田優作公式Instagram】@yusaku70 https://www.instagram.com/yusaku_70_official/