木村拓哉、織田信長役のメイキング写真が解禁!「本物の空間で織田信長という役を生きることができた」
織田信長と、その正室で帰蝶の別名を持つ濃姫との知られざる物語を、木村拓哉と綾瀬はるからを迎えて描く超大作『レジェンド&バタフライ』が1月27日(金)より公開される。このたび、本作のメイキング写真が解禁された。
政略結婚での出会いから始まった信長と濃姫の2人が、いかにして真の夫婦となり、ともに天下統一へと向かって行ったのか?“魔王”と呼ばれながらも時に悩み苦しむ信長を1人の人間として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語を綴る本作。「コンフィデンスマンJP」シリーズなどを手掛けてきた古沢良太が脚本を務め、「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。
「東映創立70周年記念作品」と冠された本作だが、その重みにふさわしい場をという大友監督の想いから、できる限り“本物”を追求しようと、全国30か所以上でのロケが敢行された本作。そのほとんどが国宝や重要文化財というから驚く。比叡山延暦寺として焼き討ちのシーンを撮影した国宝、朝光寺の本堂が、映画の撮影場所として使用されたのは本作が初となった。
ほかにも、世界遺産である仁和寺(宸殿、御室八十八ヶ所霊場)や、こちらも初のロケとなる御寺 泉涌寺、国宝の彦根城、通常非公開の霊鑑寺、時代劇のメッカである隨心院や神護寺、篠山城、臨済宗建仁寺派妙光寺、明石城、国宝を有する高田本山 専修寺(安楽庵)、などで撮影されている。信長ゆかりの歴史を持つ場所も多く、このように“本物”を徹底的に追求した製作陣の想いが集結し、本作でしか観ることのできない圧巻の映像となっている。
主演の木村も「本物の空間でお芝居をさせていただくことで、織田信長という役を生きることができた」と手応えを口にする。
さらに、信長が幼少期を過ごし、濃姫を迎え入れた城である那古野城や、標高329mの金華山に築かれた城である岐阜城の一部を超大規模なオープンセットで作成。那古野城はその規模感にも驚愕だが、それに合わせて数百人の出演者が結集したことで、スケール感あふれる映像が撮影できた。
岐阜城は立地の険しさを表現するため、岩壁に囲まれた斜面を使って、岐阜城の一部を建てたという美術部の渾身作で、岩肌を流れる滝をそのまま活用するなど、そこにある自然を最大限に活かした見事なセットとなった。
そんな志の高いスタッフが集結し、全員が“本物”を追求して、持てる力を出し切った本作のスケール感は、製作費20億という数字だけでは表せない。プロフェッショナルたちが、細部までこだわり抜いた本作は、ぜひ大スクリーンで堪能していただきたい。
文/山崎伸子