南沙良、ミニシアターを巡る Vol.29 Stranger(前編)

コラム

南沙良、ミニシアターを巡る Vol.29 Stranger(前編)

「DVD&動画配信でーた」と連動した連載「彗星のごとく現れる予期せぬトキメキに自由を奪われたいっ」では、私、南沙良がミニシアターを巡り、その劇場の魅力や特徴をみなさんにお伝えします。第29回は墨田区にある「Stranger」さんにお邪魔しました!

撮影/杉映貴子

2022年9月16日に東京都墨田区にオープンしたばかりのカフェ併設型のミニシアター。作家主義的な作品の特集上映、日本未公開作品や未配信のレアな作品、新作の二番館、三番館といった、3本柱で上映作品をセレクトしているのだそう。

Strangerは、映画を観て、語り合って、つながり合うことに主眼をおいたコンセプチュアルな劇場。そのため、幕間の時間も30〜40分と長めです。鑑賞後、友達やスタッフの方々と語らうことで、映画の新たな楽しみ方が発見できそう…そんな空気がとても新鮮な映画館です!


撮影/杉映貴子

「映画を観たあとにゆっくり語り合ってもらいたい」と、カフェスペースもゆったりとした広さ、デザインになっています。ちなみにコーヒー豆も劇場のオリジナルブレンドで、焙煎のコンテストで日本一になった、群馬県の前橋市にある「SHIKISHIMA COFFEE」にブレンドを作ってもらってるとのこと。本格的なカフェが存分に楽しめます。

撮影/杉映貴子

オリジナルグッズも豊富で、マグカップ、Tシャツ、サコッシュ、ノート、ステッカー、バッジなど様々。きれいなブルーで統一感のあるデザインがかわいくて、普段使いしたくなりますね。

【写真を見る】南沙良が昨年9月にオープンしたばかりのミニシアター「Stranger」の魅力を紹介!
撮影/杉映貴子 ヘアメイク/藤尾明日香 スタイリング/藤井希恵

この青い部分を引っ張って持ち上げると、簡易テーブルに。ここでコーヒーを飲みながら立ち話、なんてのも良さそう。

撮影/杉映貴子

ロビーで販売されている雑誌「Stranger Magazine」の編集は、Strangerのチーフディレクターである岡村さんが創刊し、編集も担当されています!創刊第1号の特集は、こけら落としの上映とも連動した「J=L・ゴダール 80/90年代 セレクション」でした。

次回はチーフディレクターの岡村忠征さんさんにお話を伺います。お楽しみに!

取材協力/稲田豊史

●Stranger
公式サイト https://stranger.jp/
住所 東京都墨田区菊川3-7-1 菊川会館ビル1F
電話 080-5295-0597
最寄駅 都営新宿線 菊川駅

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ、東京都出身。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞、その後同誌専属モデルを務める。
女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。2018年公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)では映画初主演ながらも、第43回報知映画賞・新人賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が業界関係者から高く評価される。2021年には、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021のニューウェーブアワードを受賞。
最近の主な出演作に『ゾッキ』(21)、『彼女』(21)、『女子高生に殺されたい』(22)、MIRRORLIAR FILMS Season3『沙良ちゃんの休日』(22)、『この子は邪悪』(22)、ドラマ「ドラゴン桜」、「鎌倉殿の13人」、「セイコグラム~転生したら戦時中の女学生だった件」、「女神の教室〜リーガル青春白書〜」など。待機作に、Netflixで3月配信予定の「君に届け」などがある。
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