キスマイ玉森裕太に阿部サダヲ「なに言ってるの!?」『シャイロックの子供たち』完成披露舞台挨拶が開催
池井戸潤の同名小説を、『空飛ぶタイヤ』(18)の本木克英監督が映画化した『シャイロックの子供たち』(2月17日公開)の完成披露舞台挨拶が1月10日、丸の内ピカデリーにて開催。主演の阿部サダヲを筆頭に、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、佐々木蔵之介といった豪華キャスト陣と本木監督が登壇した。
原作小説や2022年にWOWOWで放送されたドラマ版とも展開が異なる完全オリジナルストーリーで描かれる本作。東京第一銀行の小さな支店のベテランお客様係の西木(阿部)は、同じ支店で働く愛理(上戸)や田端(玉森)と共に、支店内で起きた現金紛失事件の真相を探っていく。出世コースから外れた支店長の九条(柳葉)をはじめ、曲者ぞろいの銀行員が揃ったこの支店で、一つの真相にたどり着いた西木。しかしそれは、メガバンクにはびこるとてつもない不祥事の始まりに過ぎなかった。
本作のテーマである“金”の世界観を再現するように巨大な金屏風が置かれた華やかな舞台に登場したキャスト陣。作品のお披露目に緊張の面持ちで挨拶する阿部は、一昨年の撮影以来に顔を合わせた共演者に「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶。
「昨年はまるまる一年、このなかの誰ともお会いしなかったですね」という上戸の言葉に阿部は「その間、仕事休んでたわけじゃないですけど。ちゃんと仕事してましたけど」と間髪入れずに答えて会場の笑いを誘った。
キャッチコピーである「金か?魂か?」にちなんで、自身の“究極の二択”をあげるコーナーでは「ロフトか、ハンズか」とフリップに書いて掲げる阿部に、玉森が「いい質問ですね」と同意。上戸も「ギフトとか買いに行く時悩みますよね」と返すと、阿部は「文具とかだとロフトに行っちゃう」と語り大盛り上がり。さらに「一生下着脱げないか、一生靴下脱げないか」という玉森の独特すぎる回答に、阿部が「なにを言ってるの!?」と返すなど一同そろってツッコミを入れる一幕も。終始息の合ったやりとりで会場を盛り上げていた。
最後にキャスト陣を代表してマイクを取った阿部は「銀行とかメガバンクとかそういう単語が出てくるので堅い話かなと思うかもしれないですが、そんなことはなくてすごく観やすくてわかりやすい騙し合いの映画です。観ていてワクワクしながら2時間楽しめると思います」とアピールした。
文/久保田 和馬