竹野内豊、Superflyの生歌に感激!『イチケイのカラス』に「さらなる力を与えてくれた」

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竹野内豊、Superflyの生歌に感激!『イチケイのカラス』に「さらなる力を与えてくれた」

2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠で放送された連続ドラマの劇場版『イチケイのカラス』の初日舞台挨拶が1月13日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、田中亮監督が登壇。主題歌「Farewell」を手掛けたSuperflyが駆けつけ、生歌を披露した。

『イチケイのカラス』の初日舞台挨拶が開催された
『イチケイのカラス』の初日舞台挨拶が開催された

本作は、型破りな裁判官のみちお(竹野内)と、エリート裁判官の坂間(黒木)によるバディが奮闘する姿を描いたドラマ「イチケイのカラス」の劇場版。みちおが、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を去って2年。みちおと坂間のバディが、新たに国家機密に挑む。

型破りな裁判官のみちおを演じた竹野内豊
型破りな裁判官のみちおを演じた竹野内豊

竹野内は「これだけ多くの方に迎えていただけて、言葉がない。本当にうれしいです」と会場を見渡して感無量の面持ち。現場では「田中監督がいろいろなアイデアを出してくださる」そうで、「台本上にはなかったみちおがどんどん引きだされていって、気づいたらずいぶんキャラの濃い裁判官になっていた」とにっこり。「黒木さんがしっかり演じてくださっていることによって、成立できたかなと思っています」とバディに感謝していた。

エリート裁判官の坂間を演じた黒木華
エリート裁判官の坂間を演じた黒木華

周囲は、竹野内とみちおに重なるところがあると口をそろえた。黒木は「屈託なく笑う感じ」が2人に共通すると話し、山崎は「竹野内さんが、僕が出たミュージカルを帝国劇場まで観に来てくださった。冒頭からセンターでかっこよく登場していたんですが、竹野内さんは始まってから15分くらい、それが僕だと気づかなかったと。そこにいた2000人は全員気づいていたんですが、竹野内さんだけ気づかなかった。それもみちおさんぽい」と暴露して、周囲も大笑い。


照れ笑いを見せた竹野内は「連続ドラマでずっと現場に一緒にいたけれど、初めてミュージカルで(山崎を)拝見した時に別人に見えた。付け髭もしていて、別人。気づかなかった」と素直に語り、山崎は「竹野内さん以外は、気づいていたんですよ」とツッコミ。斎藤も「取材を一緒にやらせていただいた。カメラマンさんが民族音楽をかけていたら、竹野内さんがリズムに合わせて踊りだした」とこちらもみちおっぽい素顔を証言したが、司会から「皆さん、みちおとの重なり合いを感じているようです」と話を向けられた竹野内は、「そうかなあ」と苦笑い。田中監督は「まさにそういうところが、クロスするところです」と楽しそうに話していた。

【写真を見る】Superflyが生歌を披露!伸びやかな歌声で会場を魅了した
【写真を見る】Superflyが生歌を披露!伸びやかな歌声で会場を魅了した

この日は、Superflyがステージに駆けつけて主題歌「Farewell」を生披露。ボーカルの越智志帆が伸びやかな歌声を会場に響かせた。越智は「黒木さんの号泣のシーンで、楽曲が流れると知って。その美しい涙を見守るような。旅立ちを見送ったり、見守ったりできる、優しい楽曲が作れたらいいなと思っていました」と楽曲に込めた思いを語ったが、歌声に聴き入っていた竹野内は、「感動しますね。改めて、本当にぜいたくな映画だと思った。越智さんの歌が、この映画にスケール感やさらなる力を与えてくださった。ありがとうございます」と感謝しきり。黒木は「抱きしめられているような、温かい気持ちになった。坂間の前を向いているところが、この曲に込められている気がした。救われたなと思います」と目尻を下げ、斎藤は「感極まって、汁という汁が出そうになった。品がなくてすみません」、山崎も「すべてを包み込んで、受け入れてくれるよう。感激でした」と心を動かされていた。

最後には全員で黄色い法被に身を包んで、鏡開きを実施。竹野内は「伏線回収ができていない方もいるかもしれない。役者目線でまずは、みちおを2回くらい観ていただいて、そのあと坂間さんを観ていただいて、育三郎くん、工くんを観ていただいて。いろいろな見方で楽しんでいただけたら」とお茶目にアピールしていた。

取材・文/成田おり枝

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