グザヴィエ・ドランがTVドラマに初挑戦!「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」スターチャンネルEXにて配信決定
グザヴィエ・ドランが手がけるTVドラマ「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」が「スターチャンネルEX」にて2月24日(金)より独占日本初配信されることが決定。また「BS10 スターチャンネル」でも3月6日(月)より放送されることが決定した。
19歳で発表した長編デビュー作『マイ・マザー』(13)がカンヌ国際映画祭監督週間で上映されて以来、、『Mommy/マミー』(15)で審査員賞、『たかが世界の終わり』(17)など数々の話題作を発表し続けてきたカナダ、ケベック州出身のドランが手がける本作。自身初挑戦となるTVドラマでは、同名舞台を原作に、ドラン自身が脚本、監督、製作、出演を務め、30年前に起きた事件とそれにかき乱される家族の姿を、過去と未来を行き来しながらサスペンスフルに描いた。本年度のサンダンス映画祭インディーエピソディック部門にも見事選出され、1月21日(土)にインターナショナルプレミア上映を控えている。
また、本ドラマの配信を記念し、2月にドラン監督コンプリート特集の配信が決定した。全8本の監督作と出演作1本の合計9本を一挙に配信する。「母と息子の衝突」というドラン監督映画に欠かせないテーマの原点となる長編デビュー作『マイ・マザー』をはじめ、作中でアスペクト比を変えるという大胆な手法で、閉塞感と未来への期待感の対比を見事に映しだした『Mommy/マミー』、はてしない会話劇を通して家族の衝突と対話を描いた『たかが世界の終わり』、俳優として出演し、演技者としての魅力を発揮した『神のゆらぎ』(16)など計9本をぜひ振り返りたいところ。
ドラン監督にとって初のドラマ作品はどのようなものになるのだろうか?監督の魅力にどっぷり浸れるコンプリート特集もあわせて、配信を楽しみに待ちたい。
文/鈴木レイヤ