たかが世界の終わり|MOVIE WALKER PRESS
MENU

たかが世界の終わり

2017年2月11日公開,99分
PG12
  • 上映館を探す

評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

愛しているのに傷つけあう家族の姿を描き、第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた、グザビエ・ドラン監督による人間ドラマ。愛と葛藤を描き続けてきた監督が、ギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤールといったフランスを代表する俳優たちを集め、家族の物語を描き出す。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

余命がわずかだと知り、それを家族に伝えるために12年ぶりに帰郷した人気劇作家のルイ。母親は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れて兄を覚えていない妹は慣れないおしゃれをしている。そんな中、兄とその妻は素っ気ないそぶりで迎える。食事は進み、デザートには打ち明けようとするが、兄から激しい言葉を投げかけられる。

作品データ

原題
JUSTE LA FIN DU MONDE
映倫区分
PG12
製作年
2016年
製作国
カナダ フランス
配給
ギャガ(提供 ピクチャーズデプト=ギャガ=ポニーキャニオン=WOWOW=鈍牛倶楽部)
上映時間
99分

[c]Shayne Laverdiere, Sons of Manua [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    seapoint

    4.0
    2017/2/26

    X.ドランに対してM的姿勢になってしまう。
    「マミー」に続いて家族の内面をこうも描くとは!
    ルイを待ちわびる母妹。クラッシャー兄。戸惑う兄嫁。
    分刻みでいがみ合い、また普通に戻る。家族と他人が違うのはここだ。
    ルイの久々の帰郷は最初から何かあると。それも宜しくないことであると。誰もが言わずに察知している。
    母の昔話。彼らの特別な日曜日。
    愛しく感じる。どんな家族にもあって欲しい。

    冒頭とラストの音楽選曲にパンチありで。ドランのセンスを感じる。ガタガタな家族にみえて1つに繋がっている家族を演技力高い役者が演じる、拍手!

    違反報告
  • rikoriko2255

    4.0
    2017/2/15

    とても評価が高く話題となっている映画で、そして流石Xavier Dolan-Tadrosと言う映画なのですが、彼の作品はかなり好き嫌いが分かれる物が多いですよね。
    すっきりしたハートフルな作品を期待して行くと裏切られます。
    彼は、人間の感情の、弱くて、みっともなくて、情けない所を容赦なく曝け出させる。

    家は安らぎの場所じゃない。その通りよ。
    家族は遠慮ないし、甘えるし、多くを求めるし、押し付ける。

    久し振りの息子の帰郷で、皆落ち着かないのは解るけど、一方的に話し続ける。
    自分の感情を押し付けてくる。
    イライラする。何にかといえば、どことなく知っている、自分の家族とシンクロする彼らに。
    そして全員に感情移入する。
    悪い人な訳じゃない。
    母は、明るく無邪気に振る舞い場を盛り上げようとしている。子供たちが小さい時に、そうやって子供たちをあやして来たのだから。
    それぞれの子供たちの事を解っていない訳じゃなく、分かっているけど、どちらの肩も持つわけにはいかないの。

    アントワーヌの言って居る事は凄く解る。家族を支える重荷を背負った長男として、出て行った弟は無責任に思えるだろうし、羨ましくも恨めしくも思えるだろう。
    苛立って、分かって欲しくて、認めて欲しくて、みっともなくなる。相手が、家族だから。
    不器用なのよね。そして積もり積もっているのよね。

    傷付くのも傷付けられるのも怖い。何かを告白されるのも怖い。落ち着かない。だから早く帰って欲しい。

    家族だから。愛していない訳じゃない。

    うん。遠慮なくさらけ出させる監督も、Vincent Casselも繊細な戸惑いを薄ら笑いの中に保ち続けたGaspard Ullielも凄いな。



    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告