生田斗真、橋本環奈をエスコートして登場!紅白歌合戦の名司会ぶりも「すごかった」と大絶賛
映画『湯道』(2月23日公開)の完成披露舞台挨拶が1月26日にTOKYO DOME CITY HALLで開催され、生田斗真、濱田岳、橋本環奈、小日向文世、天童よしみ、クリス・ハート、生見愛瑠、窪田正孝、角野卓造、鈴木雅之監督が登壇した。
『おくりびと』(08)の脚本を手掛け、「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂。彼が2015年に提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道「湯道」を、本人による完全オリジナル脚本で映画化した本作。この日は、日本特有の入浴文化を世界に伝える新たな道「湯道」の世界観をイメージした巨大な暖簾をくぐり、豪華キャストが一斉に登場。橋本の手をとってしっかりとエスコートして現れた生田は、「寒い冬にぴったりのお風呂の映画ができました。この映画を観て心も身体も温まって、日々の大変な生活を乗り切ってほしいと思っています」と笑顔でアピールした。
生田と濱田は本作で兄弟役を演じているが、濱田は「ご覧いただく前に、僕から注意しておきたいことがあります」と口火を切り、生田のほうを見ながら「ちゃんとした兄弟の設定です。ちゃんとひと組みの父と母から生まれた兄弟の設定です」と念を押して会場も大笑い。司会を務めたフジテレビの軽部真一アナウンサーが「ちなみに私は、本物の(生田の)弟と今朝も一緒でした」と生田の実弟である生田竜聖アナウンサーとの共演について触れると、生田が「いつもお世話になっております!ちゃんとやっているか、弟!」と呼びかけていた。
生田と濱田演じる兄弟の実家である銭湯「まるきん温泉」は、京都太秦の松竹撮影所内に「まるきん温泉」とそこに通じる街並みの巨大セットを制作して撮影が行われた。生田は「銭湯いっこ、丸々建てたような豪華な作りになっていた。このなかでお芝居ができる喜びと、こんなものを作っちゃうんだという驚きがあった」と感激しきり。銭湯で働く看板娘役の橋本も「番台にあがっていると、男湯も女湯も全部見える。広いし壮観でした」と驚いていた。
銭湯が舞台となる映画とあって、生田も裸でのシーンが多かったという。生田は「僕、裸になることが多いんですよ。たまたまそういう話が舞い込んでくる」と「土竜の唄」シリーズをはじめ裸になることが多いと打ち明け、「僕だけじゃなくて、岳くんや窪田くんも脱いでいる。小日向先輩だって裸になってお風呂に入っている。それぞれの年代の男の裸が見られます」とにっこり。軽部から「橋本さんも入浴シーンが?」と振られた橋本は、「あります。でも…」とネタバレを気にして鈴木監督のほうをチラリ。「僕がそういう質問をしてしまいました。すみません」と気遣うと、生田が「大丈夫!紅白の司会だから、そんな変なことにはなりません。すごかったよね!なんでもできるんです、ハシカンは」と橋本の名司会ぶりが話題となった昨年末のNHK紅白歌合戦を引き合いに出しながら、橋本ならばどんな状況にも対応できると太鼓判。会場からも同意を表現するように拍手が上がったが、軽部も「本当にすばらしかった。うちのアナウンサーになってほしい」と称えると、橋本は「いやいや」と照れ笑いをのぞかせていた。
また天童は、映画初出演にして「脱がせていただきました」と告白。ハートも映画初出演となったが、役作りで「30kgやせた」と身体作りにも挑んだという。窪田も肉体を披露しているそうで、生田が「バキバキよ!キレキレでした。肉体美!」とその肉体を大絶賛。温かな笑顔にあふれたイベントとなったが、最後には生田が「お風呂って日常のなかの幸せだと思います。シャワーで終わらせてしまったり、パッと入ってしまうのもいいですが、この映画を観た後にお風呂が楽しくなって、銭湯に行きたくなって、誰かとお風呂に入りたくなってと、そんなふうに価値観を変えてくれたらいいなと思っています」と語りかけ、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝