俊雄くんが増し増し!?映画『こどもつかい』はトラウマになる怖さ!
『呪怨』シリーズなどホラー作品を得意とする清水崇監督が、滝沢秀明を主演に迎えて描く『こどもつかい』(6月17日公開)。次々と起きる連続不審死のカギを握るこどもの霊が怖すぎると話題を呼んでいる。
『呪怨』シリーズではパンツ一丁の白塗りの少年・俊雄くんという恐ろしいキャラクターを生んだ清水監督。本作に登場する7人のこどもの霊も白塗りに白目という見るからに恐ろしいビジュアルで、しかも7人がかりで襲ってくるのだからたまらない。
純真無垢でけがれのない存在でありながら、時に残酷性や敏感すぎる感性をもつこどもたち。そんなこどもの恐ろしい部分を色濃く反映させたのがこどもの霊で、滝沢秀明演じる“こどもつかい”はそんなこどもたちの怨念を増幅させ、大人たちの命を奪っていく…。
こどもたちが口ずさむ謎の歌もどこか不気味で、俊雄くんが発するネコの鳴き声ほどのインパクトはないものの、嫌な感じで耳に残る。これまでは直球的な恐ろしさで観客を震え上がらせてきた清水監督の新たな恐怖描写にも注目したい。【トライワークス】
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