花澤香菜、ワールドツアー上映「鬼滅の刃」の魅力を熱弁!壇上を練り歩く様子に小西克幸「さすがコメディエンヌ」
アニメ「鬼滅の刃」を劇場で公開する『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』の公開記念舞台挨拶が2月5日にTOHOシネマズ日比谷にて開催。宇髄天元役の小西克幸、時透無一郎役の河西健吾、甘露寺蜜璃役の花澤香菜が登壇した。
本作では、主人公の竈門炭治郎(花江夏樹)、音柱の宇髄天元たちと上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘を描いた「遊郭編」クライマックスの第十話、第十一話の劇場初上映と、4月よりテレビ放送を予定している新シリーズ「刀鍛冶の里編」の第一話を初公開。95の国と地域でワールドツアー上映する。
花澤は、同作の公開を記念して2月3日に東京・浅草寺にて開催された節分会を振り返り「一昨日、豆まきを私たちしてきたんです。昨日起きたら右腕が痛すぎてびっくりしませんでした?」と、花澤と共に節分会に参加した小西、河西に質問。
小西は「え、痛かったですか?僕ら全然。普段から運動してるから」ととぼけたが、花澤が「さっき裏で、小西さんめちゃくちゃ腕痛かったって言ってたじゃないですか!」と暴露すると、小西は「全然腕が上がらなくて、もう五十肩かなとびっくりした(笑)。400袋くらい(豆を)まいたんですよ」と実際は腕に疲労が溜まっていたことを白状し、苦笑した。
また小西は「テレビシリーズの『遊郭編』を家で見ている時に、このきれいな映像を劇場の大きいスクリーンで観たいなとずっと思っていたんです。スタジオでもスタッフさんに『大きいスクリーンで観たいよ』って話していたので、念願叶って大きなスクリーンで観られる日が来るとは思っていなかったので、非常にうれしいです」としみじみ。
さらに宇髄天元という役を演じた感想を「凄惨な過去があるじゃないですか。あれを背負って彼なりに前を向いて必死に生きているというか。『生きていかなきゃいけない』というところにこだわっている、その姿が格好良いなと思います」と口にした。
河西は「遊郭編」の魅力を聞かれ、「遊郭って、名前だけはなんとなく知ってはいるんですけど、実際に映像を見た時に、最初はすごくきらびやかな世界だなと思ったんですけど、裏にはいろんな過去を背負った方がいらっしゃって、そこで働く遊郭の方たちにもいろんな過去があって。今回の上弦の鬼、堕姫と妓夫太郎の2人の過去といまみたいなものを街全体で表したんじゃないかな」と持論を展開。続けて、「光と影みたいなものを十一話を使って現したんじゃないかなと僕は思います」とまとめた。
この日の舞台挨拶では、作品の魅力を語る花澤が興奮のあまり立ち位置を離れ、壇上を大きく左右に練り歩く場面も。花澤の様子を、小西と河西が「シャッターチャンス!」「いつもより大きく動いています」と盛り上げ、観客からも拍手が巻き起こる。
花澤は「猗窩座の余裕のない感じって言うんですか。すごく良かったですよね!?余裕のない石田彰さん、すごく良いですよね!」などと力強く呼びかけると、小西は「さすがコメディエンヌ」と感心。「なんのスマートフォンを発表するの?」と花澤の動きを新作スマートフォン発表のプレゼンテーションに例えて笑わせていた。
その後、河西も花澤に刺激され、同じように壇上を歩いて作品の魅力を伝える。照れ笑いを浮かべながら花澤を再現する河西に、観客からは再び大きな拍手が送られた。
取材・文/山田健史