パク・チャヌク監督『別れる決心』諏訪部順一、沢城みゆきが吹替え声優に決定

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パク・チャヌク監督『別れる決心』諏訪部順一、沢城みゆきが吹替え声優に決定

<日本語吹替版キャストコメント>

●諏訪部順一(ヘジュン役)

Q.役柄について

「今作で日本語吹替を担当させていただいたチャン・ヘジュンは優秀な刑事です。捜査に取り組む真摯な姿勢は、時に周りから度が過ぎると思われるほど。そんな彼の心の機微を、パク・ヘイルさんが抑制を効かせつつも、メリハリのある演技で表現されています。私もアクセルよりはブレーキ主体でコントロールしながら演じました」

Q.作品について

「捜査の中で出会ったソン・ソレは、夫が転落死したばかりにも関わらず、らしからぬ様子。そんな彼女に特別な感情を抱いてしまうヘジュン。この二人を軸に描かれる物語は、サスペンスフルであり、ロマンチックでもある。単なるファム・ファタール作品ではない、パク・チャヌク監督のセンスが光る『大人』な映画だと思いました」

●沢城みゆき(ソレ役)

Q.役柄について

「母国語の中国語を話す時と、慣れない韓国語を話すときで魅力が変わるのが印象的でした。吹き替えを担当する場合、役にはできれば肉薄したいと思ってきましたが…共感を求めていない女性に近づくことの不毛さみたいなものはビシビシ感じながらも、少しづつ五感を共有できるように努めました。それぞれ口には出さなかった胸の中の気持ちで、物語が編まれていくので、声のお芝居でどうアプローチするかが…難しかったです」

Q.作品について

「とても言語化できない、とてもまとめきれない…!初見の鑑賞後。嗚呼でも鑑賞するって、″理解する″ってことじゃなくてよかったんだよなと、随分左脳優位になっていたことにも、はたと気付かされました。静かに静かに皮下吸収されて忘れることのできない、体の中に居座り続ける映画に。タン・ウェイ(正確にはソン・ソレ)の色香に一度酩酊してしまうと、どうもほかの香りが…物足りなく感じてしまう気もしてきていて、これは地味に非常事態かもしれません」

文/鈴木レイヤ

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