ディズニーのレガシーを受け継ぐ実写映画『リトル・マーメイド』公開日が6月9日に決定!
今年創立100周年を迎えるウォルト・ディズニーが、節目の年に贈る実写版ミュージカル映画『リトル・マーメイド』。本作の日本公開日が6月9日(金)に決定した。
1991年に公開された名作アニメーション『リトル・マーメイド』。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「人魚姫」をもとに誕生したこの作品は、ディズニー映画の第2黄金期を支え、歴史の礎を築いてきた。主題歌「アンダー・ザ・シー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞し、いまやディズニー音楽の巨匠として知られる作曲家アラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞。ディズニー・アニメーションが贈る究極のミュージカル・ファンタジーであることを知らしめた一作となった。
主人公は、海の王国に暮らすマーメイドの王女アリエル。アニメーション版でアリエルは、姉妹のなかでも最も美しい声を持つ末娘とされ、その歌声を聴いた人々を魅了するも、声が美しすぎるがゆえにヴィランから声を奪われてしまった。そんなアリエルの声は、キャラクターを表現するに欠かせない要素の一つということで、今回の実写化にあたり、大規模なオーディションを実施し、数多くの候補からあの声を見事に体現した新人女優ハリー・ベイリーが大抜擢。歌手としての実力はすでにお墨付きで、かの歌姫ビヨンセも彼女を愛し、自身のアルバムやツアーにも出演させるほどの逸材。昨年解禁された特別映像で初めて実写版アリエルが登場し、わずかな歌パートながらも圧倒的な歌唱力とカリスマ性に称賛の声があふれかえった。
さらに歌声とともに、実写版の新たな世界を作りだすのが、ディズニーの伝統的なミュージカル・ナンバー。アニメーション版に続いてメンケンが担当し、今回はブロードウェイでの活躍をはじめ、『モアナと伝説の海』(16)、『ミラベルと魔法だらけの家』(21)など、新たなディズニーの音楽をも担うリン=マニュエル・ミランダも参加する。4つの新曲も書き下ろされることが発表されており、音楽とともに歩んできたディズニーが最強のタッグで100周年を彩る。
新たな才能と最強のスタッフに、これまで積み上げてきたディズニーのレガシーが融合し、ミュージカル映画の新たな歴史を刻むであろう『リトル・マーメイド』。ぜひ大スクリーンで堪能していただきたい。
文/山崎伸子