宮野真守が”逃げ腰ヒーロー”に!『シャザム!~神々の怒り~』特別映像もあわせて公開
『THEBATMAN−ザ・バットマン−』(22)、『ジョーカー』(19)など数々の大ヒット作を生みだしてきたDC最新作のバトル・アドベンチャー『シャザム!~神々の怒り~』(3月17日公開)。このたび、主人公シャザム(ザッカリー・リーヴァイ)の日本版声優を宮野真守が担当することが決定。あわせて、宮野が声優決定を告げ、ファンと一緒に掛け声「シャザム!」を練習する特別映像も解禁となった。
シャザムは、古代の魔術師より6人の神のパワー(S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速)を授かった最強ヒーロー。大人の見た目を持つ彼だが、実はその中身はビリー(アッシャー・エンジェル)という名の子どもだった。彼が、魔法の言葉「シャザム!(S.H.A.Z.A.M!)」と唱えると、ドラム缶をデコピンで吹き飛ばすパワーや、銃弾を受けても平気なボディ、全てを破壊する雷のパワーなど、凄まじい力を持つヒーローへと変身する。本作では、まだまだヒーロー初心者、大人の事情がわからないシャザムが“神の娘”三姉妹を怒らせてしまい、彼女たちが巨大ドラゴンを引き連れて地球に襲来。神の力を持つ最恐姉妹に、シャザムが“逃げ腰”全開で対峙していく姿を描く。
アニメ、ドラマ、映画、バラエティと幅広いジャンルで活躍する人気声優である宮野は、決定時の心境について「びっくりしました。映画の世界観を、僕も自分の表現で皆様に楽しんでいただければいいなと気合が入りましたね」と熱弁。最強のパワーを持ちながら、中身はコドモというユニークなキャラクターについては、「憧れのヒーローとはまたちょっと違う、思春期の少年がスーパーパワーを授けられて、そのパワーと向きあっていく。その中で巻き起こるコメディの中に、若者の悩みみたいなものが見え隠れするのが、とても面白く感動的だな」と、シャザムならではの魅力を語った。続けて、「自分も子どものころにスーパーパワーをもらったら、自由に使いたくなっちゃうんじゃないかな。ヒーローの心がないわけじゃなく、ヒーローの心を上手く扱えていないところが半人前ヒーローの所以かなと思います」と、等身大の魅力を持つシャザムへ共感。さらに、「(シャザムを演じる)ザッカリーさんのお芝居がとても素晴らしかったので、とにかくそこに寄り添えたらなと思いました。ナチュラルな声のトーンとか、コミカルな部分とか、根本にある子ども心とか」と、実写ドラマにも多数出演する宮野ならではの役へのアプローチも明かした。
シャザムと、ドラゴンを率いる最恐の“神の娘”三姉妹とのド迫力のアクションに加え、シャザムの“コドモらしさ”全開のコミカルな様子も魅力の一つだが、宮野も「シャザムの表現がとても面白いので…彼の表現をしっかり日本語でも楽しんでもらえるように、家でめちゃくちゃ練習しました(笑)。本当に細かい動きまで、自分なりに台本にメモったりして、このコメディの面白さがちゃんと引きだせればいいな」と熱く語る。そして、本作の大きなテーマでもある“ファミリー=仲間”の存在について「心をつなぎあわせたと思えば、少しのことでぶつかってしまったり。皆様にも当てはまる想いがあるかもしれないし、映画を観ていると、最後にあったかいものを受け取ってもらえる内容になっている」と、感動必至なストーリーを予感させるコメントを残した。
仲間のためなら、神の娘たちにも立ち向かう…かもしれないシャザムを、宮野がどう演じているのか?その演技ぶりにも注目しながら本作を楽しんでほしい。
文/サンクレイオ翼