ジェームズ・ガンの移籍、企画の白紙…新CEOで再起をかける2023年のDCユニバースはどうなる?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ジェームズ・ガンの移籍、企画の白紙…新CEOで再起をかける2023年のDCユニバースはどうなる?

コラム

ジェームズ・ガンの移籍、企画の白紙…新CEOで再起をかける2023年のDCユニバースはどうなる?

2022年は“DCユニバースにおけるマルチバース化の本格始動”と銘打った『ブラックアダム』が公開され、2023年の第1弾として、『シャザム!』(19)の続編となる『シャザム!~神々の怒り~』が3月17日(金)に日米同時公開を控えているDC映画。DCフィルムズからDCスタジオに名前を変更し、新CEOのもと再起をかけることとなった2022年に起きた怒涛のニュースのおさらいから、2023年以降に公開される期待作まで予習してみよう。

3月17日(金)に日米同時公開する『シャザム!~神々の怒り~』
3月17日(金)に日米同時公開する『シャザム!~神々の怒り~』[c]EVERETT/AFLO

マーベルからDCへのお引越しを経ての改革…ジェームズ・ガンの動向に注目!

本格的にDCへ移籍したジェームズ・ガン
本格的にDCへ移籍したジェームズ・ガン[c]EVERETT/AFLO

前CEOのウォルター・ハマダの退任、そしてジェームズ・ガンピーター・サフランの2人が共同会長兼CEOに就任して約1か月。ジェームズ・ガンは、DCのライバルであるマーベルからのお引越しとなる。過去のヘイト発言が問題となり『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の監督を解雇されたが、ガンが過去の言動を率直に謝罪したこと、そして出演者やファンによる盛んな署名運動によって監督に復帰した。今作は今年5月5日に北米公開を控えているが(日本公開は5月3日)、DCとの契約がある4年間はマーベルとの縁は切れると見られている。2022年10月のDCスタジオのCEO就任発表は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の監督解任後に手掛けた『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)の好評価が大きく関係していると思われる。

美しいガル・ガドットの雄姿が見れなくなるのは寂しい…
美しいガル・ガドットの雄姿が見れなくなるのは寂しい…[c]EVERETT/AFLO

映画業界での経験豊富な2人の新CEOのもと、早速DCスタジオは重要な決断を下した。そのなかでも、過去2作品で監督を務めてきたパティ・ジェンキンスと主演のガル・ガドットが企画開発を行っていた『ワンダーウーマン』第3弾映画が一旦白紙となったニュースは大きな衝撃だった。現地時間12月7日に第一報を報じたThe Hollywood Reporter誌は「経済的理由ではない」としているが、このニュースが出る前日にガドットは自身のSNSで『ワンダーウーマン』に対する想いをファンに伝えていた。

ガル・ガドットの心境はいかに?
ガル・ガドットの心境はいかに?画像はGal Gadot(@GalGadot)公式Twitterのスクリーンショット

「数年前、ワンダーウーマンを演じることが発表されました。このようなすばらしい、象徴的なキャラクターを演じる機会に感謝すると共に、皆さんにも感謝しています。ファンの皆さんに、彼女の次章を共有できるのが楽しみです」

これは新CEOから突然の解雇通知を受けたワンダーウーマンが先手を打ったのか、それとも前日の時点では企画が順調に動いていたからなのか…。

『ワンダーウーマン 1984』撮影中のパティ・ジェンキンス監督とガル・ガドット
『ワンダーウーマン 1984』撮影中のパティ・ジェンキンス監督とガル・ガドット[c]EVERETT/AFLO


さらに、「スーパーマン」シリーズ最新作にヘンリー・カヴィルが参加しないという決定も下された。これはジェームズ・ガンが自身のSNSで書いている。

ジェームズ・ガンがヘンリー・カヴィルのスーパーマンの今後について、コメントを発表
ジェームズ・ガンがヘンリー・カヴィルのスーパーマンの今後について、コメントを発表画像はJames Gunn(@JamesGunn)公式Twitterのスクリーンショット

「『スーパーマン』のラインナップについて、現段階でスーパーマンの若かりしころの生活について描くことになる。よってヘンリー・カヴィルがキャラクターを演じることはない」
「いま、ヘンリーとミーティングをして、我々は彼の大ファンで将来的なコラボレーションの可能性について話し合った」

一方のヘンリー・カヴィルも自身のSNSで心境を報告。

ヘンリー・カヴィルもコメント
ヘンリー・カヴィルもコメント画像はHenry Cavill(@henrycavill)公式Instagramのスクリーンショット

「ジェームズ・ガンとピーター・サフランとミーティングをして、皆さんに残念なお知らせがあります。スーパーマンとして、新作に復帰しないことになりました。10月にスタジオから続投を知らされた時はまだ彼らのCEO就任前でした。このニュースは厳しいものですが、これが人生というものです」

ヘンリー・カヴィルのスーパーマンはもう見納め?
ヘンリー・カヴィルのスーパーマンはもう見納め?[c]EVERETT/AFLO
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