ゾンビが車を運転!?『呪呪呪/死者をあやつるもの』“ゾンビカーチェイス”の舞台裏に迫る映像を独占入手|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ゾンビが車を運転!?『呪呪呪/死者をあやつるもの』“ゾンビカーチェイス”の舞台裏に迫る映像を独占入手

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ゾンビが車を運転!?『呪呪呪/死者をあやつるもの』“ゾンビカーチェイス”の舞台裏に迫る映像を独占入手

新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)などで知られるヨン・サンホが原作、脚本を務め、韓国ドラマ「愛の不時着」や「シスターズ」などクオリティの高いドラマ作品を得意とするスタジオドラゴンとタッグを組んだ映画『呪呪呪/死者をあやつるもの』(公開中)。このたび、「新感染」シリーズを手掛けたヒットメーカーであるスタッフが、こだわり抜いたアクションを語る特別映像を独占入手した。

『呪呪呪/死者をあやつるもの』は公開中
『呪呪呪/死者をあやつるもの』は公開中[c]2021 CJ ENM, CLIMAX STUDIO ALL RIGHTS RESERVED

「シスターズ」での好演も光るオム・ジウォンと、『パラサイト 半地下の家族』(19)で強いインパクトを残したチョン・ジソら豪華キャストが共演した、呪術×ゾンビのハイブリッドホラーエンタテインメントとなった本作。呪いの正体を突き止めようと奮闘するジャーナリストのイム・ジニをオム・ジウォンが、真相の鍵を握る呪術師のソジンをチョン・ジソが演じる。

本作で描かれる“ジェチャウィ”と呼ばれるゾンビの能力が驚異的!軍隊のように整然としていて、一糸乱れぬ動きで標的を襲い、全力で猛ダッシュするうえ運転までしてしまう…と、従来のゾンビ像を見事に覆している。そんな前例のないビジュアルを追求するために集結したのが、ヨン・サンホをはじめ韓国で数々の話題作を手掛けるヒットメーカーたちだ。

これまでにないアクションを目指した、キム・ヨンワン監督
これまでにないアクションを目指した、キム・ヨンワン監督[c]2021 CJ ENM, CLIMAX STUDIO ALL RIGHTS RESERVED

Kゾンビ現象を巻き起こした映画「新感染」シリーズで、ゾンビの動きを考案した振付師のチョン・ヨンは「ゾンビは普通誰かに感染するように行動しますが、“ジェチャウィ”には目的意識があります。どうすれば目標を達成できるか、最小限の動作で動きます」と、いままでのゾンビ映画では描かれてこなかった独特なアクションだと語っている。

斬新なアクションを魅せるゾンビたちの見どころの1つが、手に汗握るカーチェイスシーンだ。妥協のないアクションと目を見張るような映像を撮りたかったと意気込むキム・ヨンワン監督は、「ゾンビは運転できるのか?と思った時、そのようなシーンは観たことがありませんでした。何十台も同じ色やデザインの車が“追いかけっこ”をすればそれだけでシーンが盛り上がります」と語ると共に、次々と映し出されるのが“ゾンビカー”の迫力あるアクションシーンたち。確かにこれは前代未聞!


一糸乱れぬゾンビの姿はもはや圧巻!
一糸乱れぬゾンビの姿はもはや圧巻![c]2021 CJ ENM, CLIMAX STUDIO ALL RIGHTS RESERVED

撮影監督を務めたのは、『最後の息子』(17)や「新感染」シリーズにも参加したイ・ジフン。カーアクションのシーンには、アクション映画「ワイルド・スピード」シリーズでも使用されている、ロシアンアームという装備が起用され、よりスピード感あふれる映像に仕上がった。ドラマから映画へと、よりスケールアップした本作について、ヨン・サンホも「視覚的な面でも楽しめる映画だと思います」と期待を込めている。

ほかにも、美術監督にチョン・ミンギョン、特殊メイクには「新感染」シリーズや『哭声/コクソン』(16)のファン・ヒョギュンが担当するなど、韓国屈指のスタッフが勢揃い。とことんこだわり抜かれたビジュアルと迫力満点のアクションをぜひスクリーンで体感していただきたい。

文/山崎伸子


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