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東出昌大、『Winny』舞台挨拶で「役者冥利に尽きる」と感涙!

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東出昌大、『Winny』舞台挨拶で「役者冥利に尽きる」と感涙!

<金子勇の実姉から贈られた手紙の全文>

本⽇は「Winny」映画完成披露上映会という貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございます。弟は2013年7⽉6⽇に亡くなりました。今年の7⽉で弟が亡くなってから10年になります。そして、2004年5⽉に逮捕された⽇から約20年近くの⽉⽇が流れようとしています。弟は⼤変穏やかな性格で、⼩さいころから兄弟喧嘩はほとんどなく、仲良く過ごしてきました。私が弟と最後に話をしたのは、弟の42歳の誕⽣⽇でした。その⽇は、私は海外駐在のフライトのため成⽥空港近くのホテルにいました。電話で、弟に「いってきます。次はブラジルで待っているね」と会話をしたのを覚えています。しかし、次に会えたのは、病院で変わり果てた姿の弟でした。

【東出様】弟とブラジルで再会することはできませんでしたが、映画のなかの東出さんは弟が⽣き返ったようで、思わず涙が出てしまいました。そして、お墓詣りをしてくださり、お墓をぴかぴかに綺麗に掃除してくださったこと、⼀⽣忘れません。本当にありがとうございました。

【三浦様】壇先⽣の役を三浦さんがされると聞いた時は、イケメンすぎるのでは?、、と思っていました。「あ、壇先⽣、 ごめんなさい。。」でも、映画の中の三浦さんは、すっかり雰囲気が壇先⽣でした。すごい演技⼒だと思いました。

【吹越様】裁判で⼀番の分岐点となった法廷の重要なシーンを⽬の前で拝⾒させていただき、セリフの抑揚や⽬線での表現が素晴らしく、⾝震いがするほど感動しました。

【渡辺様】吹越さんとの法廷でのシーンで、するどい眼光や声の抑揚の変化だけで感情の揺れを表現されていて、本当にすばらしい演技でした。あの名シーンを拝⾒できたこと、本当にうれしく思いました。

【松本監督】松本監督は、丁寧に取材を重ねて映画を作りあげ、絶妙なバランス感覚と包容⼒で、若い監督さんではありますが、お兄さんのような存在でした。いろいろと⽢えさせていただき、本当にありがとうございました。

文/山崎伸子

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