阿部サダヲがキスマイ玉森裕太とのLINE交換を告白！上戸彩が「ちょっとぉ！」とジェラシー

映画『シャイロックの子供たち』初日舞台挨拶が2月17日、丸の内ピカデリーにて開催され、阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、佐々木蔵之介ら豪華キャスト陣が本木克英監督とともに登壇した。

映画の初日を迎えたこの日、阿部は朝から生放送番組に出演するなど宣伝活動に大忙し。朝の5時過ぎから動いていることに触れ「いま、すごく(カメラの)フラッシュが眩しいです…」と目を細める。公開に向け宣伝活動を盛んに行うなか、上戸は「コロナ禍で撮影中は会話もなかなかしにくい空気だったので、キャンペーンや番宣を通してみなさんと会えるのがうれしかったです」とニッコリ。玉森が「みなさん本当にいい方ばかり。阿部さん、上戸さんとは特に一緒にいる時間が多かったので、すごく好きになりました」と2人の顔を覗き込むと、阿部がすかさず「僕だって好きだよ」と伝え玉森も「ありがとうございます」と感謝。2人のやりとりでステージは和やかなムードに包まれた。

玉森は阿部と上戸について「気さくでおもしろい。現場でも笑わせてくれるし、適度な適当加減が好きです」と話すと、阿部が玉森を見やり「彼にも相当適当なところがあります。話を聞いてなかったり、ね？(笑)」と“適当加減”という共通点が、3人が居心地を感じていたポイントだったとも明かしていた。

イベントでは“大暴露エンターテインメント”である本作のテーマにちなみ、いまだから言える“大暴露”でトークを展開する場面も。阿部が「番宣などで『食事に行こうね』と話しても、だいたいが口約束で終わっちゃいます。『LINEとか交換しよう』と言っても、なかなか交換しないんです…」と苦笑い。「でも、僕、たまちゃんとはLINE交換たんです！」という阿部の暴露にいち早く反応したのは上戸。「ちょっとぉ！」と嫉妬混じりのツッコミを入れた上戸は、今日こそLINE交換をしようと思っていたと前置きし、「さっき携帯の充電がないことに気づいたから、いつ訊かれてもいいように、充電して待ってたのに。今日聞いてくれるんですよね？」と阿部に確認。阿部が「は、は、はい…」という歯切れの悪い返事をすると、会場は大爆笑。上戸は続けて「焼き鳥、行きましょうね？」としっかり約束をとりつけ、満足の表情を浮かべていた。

「暴露なんて言えないことばかり」と考え込む柳葉は「言える暴露なら一週間前にぎっくり腰になったことくらい」とコメント。杉本は「柳葉さんと映画で共演するのは30年ぶりくらいで…」と話し始めると、柳葉は「それ以上は話すな！」と制止。このやりとりに佐藤が「暴露、あるんですか？聞きたいです！」とリクエストするも、柳葉のストップがかかり、暴露は聞けずじまいとなった。佐々木は「暴露じゃないけれど、裏の話ということであれば、撮影でATMの裏側に行けたのは、ドキドキしておもしろかったです」と回答。柄本は「映画の完成品を観ていない」と明かし、「映画館で観客とともに観たい」と話すと、本木監督は「この作品に限って観ないというわけじゃないんですね。よかったです」と胸を撫で下ろしていた。

最後の挨拶で阿部は「メガバンクで起きた現金紛失事件と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。でも、どこか(キャラクターに)重なる部分がある不思議でおもしろい映画です。ぜひ、楽しんでください」と個性的なキャラクターが織りなす群像劇の魅力をアピールし、イベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ