涙なしでは見られない、宮沢賢治と家族の絆…役所広司主演『銀河鉄道の父』予告&ポスターが解禁
第158回直木三十五賞を受賞した門井慶喜の同名小説を、『八日目の蝉』(11)や『ソロモンの偽証』(15)の成島出監督が映画化した『銀河鉄道の父』(5月5日公開)。このたび本作の最新予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
2023年で没後90年を迎える宮沢賢治とその家族の物語を、賢治の父である宮沢政次郎の視点から描いた本作。政次郎役を役所広司が演じ、賢治役を菅田将暉、賢治の妹、トシ役を森七菜が演じるほか、賢治の弟、清六役を豊田裕大、母のイチ役を坂井真紀、祖父の喜助役を田中泯が演じる。
このたび解禁された予告映像では、家業の質屋を継ぐことを拒否し農業学校に進学したり人造宝石、宗教と我が道を進む賢治と、父である政次郎の対立が描かれる。2人の距離が次第に離れていくなか、賢治が書く物語を楽しみにしていたトシが病に倒れ、やがて旅立ってしまう。心の支えを失った賢治に再び筆を執らせたのは、政次郎の叫び。やがて自分の道を歩き始めた賢治だったが、その矢先にトシと同じ病に襲われ…。
あわせて解禁されたポスタービジュアルには、宮沢家の家族写真を中心に、賢治とトシの兄妹の仲睦まじい様子と賢治の書籍を手にする政次郎の姿が。世界中から愛される宮沢賢治に関する大量の資料をもとに描かれた究極の家族愛の物語に、きっと誰もが心打たれることだろう。
文/久保田 和馬
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