195日ぶりに洋画が首位に!『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が好発進
2月17日から2月19日までの全国映画動員ランキングが発表。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(公開中)が初登場1位を獲得。洋画実写作品が1位に輝いたのは『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(22)以来195日ぶり、約7か月ぶりのこと。
MCUの“超重要作”『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が堂々1位スタート!
MCU“フェーズ5”の幕開けを告げる作品であり、新たな「アベンジャーズ」へと続く超重要作品と位置付けられている『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。公開から3日間の観客動員数は24万7561人。興行収入は4億1055万円を記録。なお同日公開のアメリカでもオープニング興収1億ドルを突破するヒットスタートを飾り、全世界興収はすでに3億5000万ドルを突破している。
2週連続で1位に君臨していた『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(公開中)は、週末3日間で観客動員は24万6000人、興行収入は3億4000万円を記録して2位に。累計成績では動員187万4000人、興収26億3700万円となっている。
『シャイロックの子供たち』『BLUE GIANT』なども初登場
3位には、池井戸潤の同名ベストセラー小説を阿部サダヲを主演に迎えてオリジナルストーリーで映画化した『シャイロックの子供たち』が初登場。こちらは初日から3日間で動員17万2000人、興収2億2600万円を記録している。
また公開12週目にして4位となった『THE FIRST SLAM DUNK』(公開中)は、累計興収107.8億円となり日本歴代興収ランキングの37位に。公開15週目で9位にランクインした新海誠監督の『すずめの戸締まり』(公開中)は累計興収137.5億円で歴代興収ランキング16位に浮上。現在15位の『劇場版 呪術廻戦0』(21)を射程圏内に収めた。
そして週末も都内の劇場を中心に満席回が続出となった『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』(公開中)は前週に引き続き5位をキープ。8位には石塚真一の人気ジャズ漫画をアニメーション化した『BLUE GIANT』(公開中)が、高稼働で初登場を果たした。
以下は、1~10位までのランキング(2月17日〜2月19日)
1位『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
2位『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』
3位『シャイロックの子供たち』
4位『THE FIRST SLAM DUNK』
5位『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』
6位『レジェンド&バタフライ』
7位『BTS: Yet To Come in Cinemas』
8位『BLUE GIANT』
9位『すずめの戸締まり』
10位『バビロン』
今週末は『おくりびと』(08)の小山薫堂がオリジナル脚本を手掛け、生田斗真、濱田岳、橋本環奈が共演する群像劇『湯道』(2月23日公開)、第95回アカデミー賞撮影賞にノミネートされたサム・メンデス監督の最新作『エンパイア・オブ・ライト』(2月23日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬