日本の侍映画や日本文化への愛も炸裂!「マンダロリアン」シーズン3のローンチイベントが大盛況
賞金稼ぎのマンダロリアン(ペドロ・パスカル)とフォースの力を秘めたグローグーの冒険を描く、「スター・ウォーズ」の実写オリジナルドラマシリーズ「マンダロリアン」のシーズン3が、3月1日よりディズニープラスにて日米同時配信された。本作の配信開始に世界中が大興奮に包まれているなか、本国アメリカ・ハリウッドの中心地にあるエル・キャピタンシアターにて、主演のペドロ・パスカルら豪華キャストやスタッフ陣によるスペシャルローンチイベントが開催された。
登壇したのは、「マンダロリアン」シーズン1から主人公のマンドーことマンダロリアンを演じるパスカルをはじめ、伝説的マンダロリアンであるボ=カターン・クライズ役のケイティー・サッコフ、帝国軍の残党を率いるモフ・ギデオン役のジャンカルロ・エスポジートなど、本シリーズではお馴染みの豪華俳優陣たち。さらに本作の製作総指揮で、大の「スター・ウォーズ」ファンであるジョン・ファヴローや、ジョージ・ルーカスからの信頼も厚いデイヴ・フィローニなど制作陣も集結し、本作の配信を盛大に祝った。
マンダロリアンのコスチュームに身を包む人、本作の大人気キャラクター、グローグーを抱える人、そして様々なキャラクターのコスプレをしている人など、「スター・ウォーズ」愛にあふれたファンが子どもから大人まで大集結した本イベント。ファンで埋め尽くされたレッドカーペットに、パスカルがマンドーやグローグーと共に登場すると、会場は熱狂に包まれた。
これまで本シリーズでは、2人の“親子のような絆”が描かれ、世界中のファンを魅了してきたが、シーズン1からマンドーを演じ続けてきたパスカルは「マンドーとグローグーがまた一緒に旅に出られるというのは本当に最高です。まだまだ2人には掘り下げる余地がたくさんあります。なぜなら2人の親子のような関係性はとても豊かで、必ずしもマンドーがグローグーに教えているだけでなく、彼もグローグーから学ぶことがあるから。その関係性がとてもすばらしいし、そんな2人をさらにシーズン3で掘り下げていくのはとても楽しかったです」と喜びを口にした。
そして、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)を公開当時、劇場に観に行って以来、大の「スター・ウォーズ」ファンとなり、生みの親ジョージ・ルーカスへ最大のリスペクトを込めて本作を手掛けたというジョン・ファヴローは「僕たちはこの作品を作ることが大好きです。いまは完成したことにホッとしていて、すべてに満足しています。そして、それをやっとみなさんと共有することができます。だからこの瞬間は、みなさんの反応をじっくりと見て楽しむことができます。僕たちと同じように 楽しんでもらえることを願っています!」と配信を迎える喜びを語った。
さらにファヴローは「日本の侍映画はジョージ・ルーカスにとても大きな影響を与えました。僕たちもそんなルーカスの精神を受け継ぎ、間違いなく侍映画から大きなインスピレーションを受け続けています。そして僕らは日本のファンをとても愛しています。食べ物やおもちゃ、そして文化も、日本が大好きです!」と、ルーカスとともに、日本映画へのリスペクトと日本への愛も口にした。
ジョンと同じく製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニは、アニメーション作品などの日本文化好きとして知られているが、「日本のファンのみなさんと本作を分かち合えることにとても興奮しています。僕は日本に行くのが大好きですし、何人かの『スター・ウォーズ』ファンにも会いました。だから、みなさんが楽しんでくれることを願っています。フォースはみなさんとともに強くあります」と、おなじくあふれ出る愛を日本に向けて告白した。
フィローニといえば、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(08)、「スター・ウォーズ 反乱者たち」などのアニメーションシリーズをすべて任されるなど、ルーカスから厚い信頼を寄せられている人物。「『マンダロリアン』シリーズに参加していることと、ファンがこの作品を気に入ってくれていることをうれしく思っています。僕は、ジョージ・ルーカスが作ったもの、彼の神話とサーガの基盤に大きな敬意を抱いています。僕たちの創る作品はその全体像の一部だと思いますし、僕はそれで構わないんです。人々が本作を楽しんでくれてうれしいです」と、熱い想いを語った。
ほかにも、グリーフ・カルガ役のカール・ウェザース、ペリ・モットー役のエイミー・セダリスなどのキャスト陣や、エピソード監督を務めるリック・ファミュイワなど豪華な面々が登場し、配信記念にふさわしい大盛況のスペシャルローンチイベントとなった。
いよいよ配信された最新シーズンで、グローグーのために大切な掟を破り素顔を見せたマンドーの運命はどうなるのか?そしていまだ謎の多いグローグーの過去がついに明かされるのか?マンドーと、ジェダイではなくマンダロリアンへの道を選んだグローグーの旅先に待つ運命とは?ぜひチェックしてみてほしい!
文/山崎伸子