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TRIGGERらしいケレン味たっぷり「サイバーパンク エッジランナーズ」が大賞受賞。「クランチロール・アニメアワード2023」各賞まとめ

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TRIGGERらしいケレン味たっぷり「サイバーパンク エッジランナーズ」が大賞受賞。「クランチロール・アニメアワード2023」各賞まとめ

米国に拠点を置くクランチロールが主催し、全世界のアニメファンの投票により選出されたアニメ作品やキャラクター、クリエイターの功績を称えるグローバルなアニメの祭典「クランチロール・アニメアワード2023」の授賞式が3月4日にグランドプリンスホテル新高輪で開催され、各賞が発表された。アニメ・オブ・ザ・イヤーは「サイバーパンク エッジランナーズ」に輝いた。

「クランチロール・アニメアワード2023」の授賞式が開催された
「クランチロール・アニメアワード2023」の授賞式が開催された

2017年より開催されている「クランチロール・アニメアワード」は、世界中で愛されるアニメの原動力となっているクリエイターやミュージシャン、キャスト、そして配信や劇場などで公開された数々のアニメ作品を讃える年次のアワードプログラム。7回目を迎えた今回、初めて日本で開催された授賞式には、アニメ好きを公言する海外のセレブリティもプレゼンターとして参加。その模様は世界に向けてライブ配信された。

「サイバーパンク エッジランナーズ」の受賞に会場からも拍手が上がった
「サイバーパンク エッジランナーズ」の受賞に会場からも拍手が上がった

アニメ・オブ・ザ・イヤーを受賞した「サイバーパンクエッジランナーズ」株式会社トリガー代表取締役社長の大塚 雅彦
アニメ・オブ・ザ・イヤーを受賞した「サイバーパンクエッジランナーズ」株式会社トリガー代表取締役社長の大塚 雅彦

アニメ・オブ・ザ・イヤー受賞作として「サイバーパンク エッジランナーズ」の名前が読みあげられ、制作スタジオTRIGGERの代表取締役社長、大塚雅彦は驚きの表情でステージに上がった。本作は、人体改造が一般化した巨大都市で、 アウトローの傭兵“エッジランナー”として歩み始めた少年の姿を追う物語。大塚は「ちょっとびっくりしています」と口火を切り、「この作品はCD PROJEKT REDさんと共同で制作しました。アニメ制作会社と、ゲーム会社。日本とポーランドという、ジャンルも国も違う2つの会社が本気で討論しながら、妥協せずに頑張った結果が評価につながったんじゃないかと思う。関わっていただいたすべての方に感謝したい。そして観ていただいたすべてのファンの方にお礼を申しあげたいと思います」と熱を込め、大きな拍手を浴びていた。

最優秀オリジナルアニメ賞の「リコリス・リコイル」足立慎吾監督
最優秀オリジナルアニメ賞の「リコリス・リコイル」足立慎吾監督

最優秀オリジナルアニメ賞を受賞したのは、「ソードアート・オンライン」「WORKING!!」シリーズなど数々の話題作でキャラクターデザイン、総作画監督として携わってきた足立慎吾が、初監督を務めた完全新作オリジナルのテレビアニメーション「リコリス・リコイル」。足立監督は「オリジナル作品は、お客様がゼロのところから始めないといけない。なかなか厳しい戦いではある。オリジナル作品をゼロからつくる経験を、ぜひとも僕たちクリエイターに与えていただきたい」と感謝と共に、オリジナル作品に挑む心境を明かしていた。

【写真を見る】「鬼滅の刃 遊郭編」プロデューサーの高橋祐馬と声優の小西克幸
【写真を見る】「鬼滅の刃 遊郭編」プロデューサーの高橋祐馬と声優の小西克幸

最優秀キャラクターデザイン賞、最優秀アニメーション賞、最優秀監督賞(外崎春雄)、最優秀アクション作品賞、最優秀ファンタジー作品賞の5冠に輝いたのが、「鬼滅の刃 遊郭編」だ。主人公の竈門炭治郎が、鬼に変貌した妹の禰豆子を人間に戻すため“鬼殺隊”に入り、鬼狩りの道を歩んでいく姿を描く本シリーズ。柱の一人、音柱の宇髄天元を演じる小西克幸は、最優秀キャラクターデザイン賞のトロフィーを受け取り、「『鬼滅の刃』のキャラクターはとてもきれい。細かいところまで描き込まれている。ただきれいなだけではなく、それぞれのキャラクターの魂が込められている。それが全世界の皆さまに届いたのでは」と喜びのコメント。最優秀アニメーション賞の受賞コメントを担った高橋祐馬プロデューサーは、「いま『遊郭編』と『刀鍛冶の里編』をワールドツアー上映として、全世界のファンの皆さんにお届けしています。そのなかで日本、全世界のファンに直接会う機会に恵まれている。一人一人の応援が、この賞を作品に授けてくださった。ファンの皆さんの応援が、声優の皆さんやこの作品をつくる制作スタジオ『ufotable』の皆さんの力になる」と世界中のファンにお礼を述べていた。

最優秀作曲賞を受賞した 「進撃の巨人The Final Season Part2」のKOHTA YAMAMOTOと澤野弘之
最優秀作曲賞を受賞した 「進撃の巨人The Final Season Part2」のKOHTA YAMAMOTOと澤野弘之

「進撃の巨人 The Final Season Part 2」は、最優秀オープニング賞(「The Rumbling」SiM)、最優秀作曲賞、最優秀アニソン賞(「The Rumbling」SiM)、最優秀主演キャラクター賞(エレン・イェーガー)、最優秀ドラマ作品賞、最優秀声優賞・日本語(エレン・イェーガー役:梶裕貴)の6冠を獲得。最優秀作曲賞の受賞でステージに上がったのは、KOHTA YAMAMOTOと澤野弘之。YAMAMOTOは「こんなすばらしい賞をいただけるとは。本当に驚いています」と切りだし、「ちょうど『The Final Season』の(完結編)前編が放送されて、いよいよ物語が佳境にきている。制作に関わっている皆さんの熱意が注ぎ込まれた、すばらしい作品になっている。そこに音楽として携わらせていただけることを、本当に光栄に感じています」といよいよ放送となった完結編の完成度に惚れ惚れとしながら、晴れやかな表情を浮かべていた。

アーニャ、世界でも人気!
アーニャ、世界でも人気!

2023年のクランチロール・アニメアワードには、200を超える国と地域から約1800万の票がファンから投じられた。投票数が多かった国トップ10は、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、イギリス、インド、メキシコ、アメリカ(アルファベット順)となった。

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