『BLUE GIANT』でも話題のブルーノート東京、行ったことある?日本最高峰のジャズ・クラブを体感してきた
人気ジャズ漫画から誕生し、劇場でヒットを続けている長編アニメーション映画『BLUE GIANT』(公開中)。世界一のジャズプレーヤーを志し、日々鍛錬を重ねる若き演奏家たちの物語は、とてつもなくエモーショナルで、ハートを鷲づかみにさせずにおかない。情熱に突き動かされる主人公たちが目指すのは、ジャズの名門というべきクラブ「So Blue」のステージに立つことだ。
このSo Blueのモデルとなったのが、原作のファンにはよく知られていることだが、東京の南青山にあるブルーノート東京。米ニューヨークの“Blue Note”を本店に持つジャズ・クラブで、様々なアーティストが出演しては連夜賑わいを見せているライブスポットだ。映画『BLUE GIANT』で、So Blueはジャズマニアが詰めかける店として描かれているが、実際のブルーノート東京の雰囲気をご紹介したい。
So Blueと同じたたずまいでうれしくなるブルーノート東京
まず、お店の外観からして原作や映画で描かれているとおりの佇まいでうれしくなる。歩道に置かれているガードレールの再現も忠実!?今日の出演者のポスターの前では、記念撮影をしているファンの姿もチラホラ。ドアを開け、階段を降りる構造も『BLUE GIANT』で描かれていた世界そのままで、壁一面に貼られたジャズ界のレジェンドたちのポートレイトは、まさしく壮観だ。
階段を降りると地下ロビーが広がっており、左手のクロークにはコートや荷物を預けることができる。右手にはチェックインカウンターがあり、ソールドアウトとなった公演でなければここで当日券の購入が可能。基本的にはチケットの発行はしておらず、webでの予約後、このカウンターでチェックイン手続きをすれば入場できる。電話での予約も一部座席は可能だが、公演によっては対応できない場合があるとのこと。アーティストグッズの販売がある場合も、こちらのカウンターで購入を。
ラスベガスのクラブを思わせる洒落た雰囲気のフロア
手続きを終え、音符に色付けされたお手洗いの表示に粋を感じつつ、地下2階のフロアへ。ブルーライトにうっすらと照らされたステージが目に入り、それだけで気分も高まってくる。客席はラスベガスのクラブのような洒落た雰囲気で、食事やドリンクを楽しんでいる方もいる。座席は、ステージに近いアリーナシート、ペアシート、4~6名用のボックスシート、サイドエリア、サイドソファとサイドボックス、そしてカウンターの6種類。すべて指定で、エリアによってはシートチャージが必要になる。
ミュージックチャージと呼ばれる入場料のほかに、飲食の1オーダーは必須。ドリンク一杯でもOKとのことだ。開演前に食事を楽しみたいなら、その45分~1時間前に設定されている開場時間に訪れてオーダーを。公演中もオーダーは可能だが、食事メニューのなかには開演後15分程度でオーダーストップになるものもある。