実写『リトル・マーメイド』ハリー・ベイリー演じるアリエルを映した本予告＆本ポスターが到着

2023年に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニーが1991年に公開されたアニメーション『リトル・マーメイド』(91)を実写映画化する『リトル・マーメイド』が6月9日(金)より公開となる。このたび、本作より主人公アリエルの姿を捉えた本予告と本ポスターが到着した。

海の王国を司るトリトン王の末娘であり、世界で最も美しい声を持つアリエルを主人公とする本作。好奇心に溢れ、まだ見ぬ人間の世界に憧れていた彼女は、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日、人間の世界へと足を踏み入れてしまう。アリエル役に抜擢されたのは、かのビヨンセが才能を認めるほど高い歌唱力を持つ新人女優ハリー・ベイリー。ロブ・マーシャル監督は「最初に彼女がすごく高い基準を作ってしまっていて、そこに近づける女優は誰もいませんでした」と彼女の歌声に心奪われたことを明かしている。さらに監督は、「アリエルは自分なりの考えを持っていて、恐れはありません。ハリーにも、自分の望み通りになると信じているような純粋さがある。アリエルの持つものを全部体現できる存在は彼女だけでした」とハリーがアリエルとして唯一無二の輝きを放っていたと熱く語った。

今回解禁された映像は、アリエルが新たな道を歩むキッカケとなる重要なシーンから始まるもの。嵐に巻き込まれ溺れかけていた人間のエリック王子(ジョナ・ハウアー=キング)を救うため、アリエルは陸へと上がることに。運命的にも、長らく憧れを抱いていた世界に足を踏み入れることとなった彼女は、その世界への思いを抑えきれなくなってしまい、海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)からの提案で、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、持ち前の美しい声をアースラに差し出すというという恐ろしい取引を交わしてしまうのだった。映像内ではヴィラン・アースラの全貌がついにお目見えとなるほか、アリエルの相棒フランダー(ジェイコブ・トレンブレイ)、アリエルの父トリトン王(ハビエル・バルデム)、トリトン王に仕える音楽家セバスチャン(ダヴィード・ディグス)、人間の世界についてアリエルに指南するカモメのスカットル(オークワフィナ)の姿も映しだされている。

あわせて解禁された本ポスターは、海の王国の様子が収められたもの。カラフルな海の仲間たちや相棒フランダー、お目付け役のセバスチャンに囲まれるアリエルの姿がキラキラと輝き、彼女の芯の強さや凛とした美しさがその表情から見て取れる。さらにアリエルの奥には、父であるトリトン王と、恐ろしい海の魔女アースラの姿も映し出されており、一筋縄ではいかないアリエルの、波乱に満ちた冒険が予感される。

夢を求め人間の世界に飛び出す人魚姫アリエルの歌声は劇場でどのように夢を与えてくれるだろうか？レジェンドクリエイター陣と豪華キャスト陣が集結する本作を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ