くりくりの瞳とおちゃめな行動が超キュート!今後、物語の“中心的存在”になると言われる「マンダロリアン」グローグーの魅力に迫る
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後を舞台に、孤独な賞金稼ぎとフォースの力を秘めた子どもの冒険を描く、ドラマシリーズ「マンダロリアン」。その最新シーズンが現在、毎週水曜にディズニープラスで独占配信中。本作で登場するやいなや、世界中で“可愛すぎる”と話題を呼び、一躍シリーズの愛されキャラへと仲間入りしたのが、主人公のマンドーことマンダロリアン(ペドロ・パスカル)と共に旅し、まるで親子のような深い絆を育むグローグーだ。
フィギュアをはじめとするグッズも多数発売され、スタジオジブリとのコラボによるショートアニメーション「禅 グローグーとマックロクロスケ」(ディズニープラスで独占配信中)も作られるなど、近年の「スター・ウォーズ」シリーズの中でも屈指の人気キャラとなったグローグー。監督を務めるリック・ファミュイワは「本作でグローグーは物語の中心的存在になります」と、グローグーが「マンダロリアン」シーズン3でこれまでを超える重要な存在になることを明かしている。そこで、そもそもグローグーがどんなキャラクターだったか、ここまでの道のりとその魅力をおさらいしてみよう。
※本記事は、「マンダロリアン」と「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」のストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。
もともと“賞金首”だったグローグー
グローグーとマンドーの出会いは“獲物”と“ハンター”という関係性だった。グローグーは帝国軍の残存勢力によって超高額の賞金が懸けられた賞金首であり、マンドーは破格の報酬のためグローグーを捕獲(あるいは暗殺)しようとするのだ。「年齢は50歳」という情報しか与えられていなかったマンドーは、実際に対面してみて仰天!外見はどう見ても子どもであり、その愛らしさゆえ(?)、すっかり情が移ってしまったマンドーは、賞金稼ぎギルドを裏切ってまでグローグーを守り抜こうとするようになっていく。
当初は名前も不明で“ザ・チャイルド”と呼ばれていたが、後に元ジェダイのアソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)がフォースを通じて対話したことで、「グローグー」と判明。また、コルサントのジェダイ聖堂で育ったこと、多くのマスターに師事していたこと、クローン戦争末期に帝国が勃興すると何者かによって隠されたこと、そして記憶を失っていることが明らかになった(S2第5話「チャプター13:ジェダイ」)。シーズン3でジェダイ・マスターのカレラン・ベク(アーメド・ベスト)に守られていたことも明かされた(S3第4話「チャプター20:孤児」)ものの依然としてその出自は謎に包まれているが、50歳という年齢についても、同じ種族らしいヨーダが映画のエピソード1~6での登場時に800歳以上だったことを考えると納得。まだまだ“子ども”というわけだ。