林原めぐみ、“シェリー”姿で灰原哀への愛を告白!『名探偵コナン 黒鉄の魚影』初日で興収8.5億円の大ヒットスタート|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
林原めぐみ、“シェリー”姿で灰原哀への愛を告白!『名探偵コナン 黒鉄の魚影』初日で興収8.5億円の大ヒットスタート

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林原めぐみ、“シェリー”姿で灰原哀への愛を告白!『名探偵コナン 黒鉄の魚影』初日で興収8.5億円の大ヒットスタート

全25作の累計興行収入が1000億円を突破した「名探偵コナン」の劇場版シリーズの最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開記念舞台挨拶が4月15日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、林原めぐみ(灰原哀役)、沢村一樹(牧野洋輔役)、立川譲監督が登壇。シェリーをイメージした衣装で登場した林原が、キャラクターへの“愛”を語った。

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開記念舞台挨拶が開催された
『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開記念舞台挨拶が開催された

東京、八丈島近海に建設された世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設“パシフィック・ブイ”を舞台に、コナンや灰原哀が、とある技術をめぐる陰謀に立ち向かう姿を描く本作。宿敵である黒ずくめの組織に、灰原の正体がシェリー&宮野志保であることがバレてしまうのか…?など、シリーズの核心に迫る物語に注目が集まっている。

ファンへの感謝を語った高山みなみ
ファンへの感謝を語った高山みなみ

昨日より公開となり、1日目で観客動員数58万人、興行収入8.5億円を突破。シリーズ歴代ナンバーワンヒット作である『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(22)対比で163パーセントを記録するなど、シリーズ初の興収100億円超えを狙える大ヒットスタートを切った。数字を聞いた高山は「驚いています」とにっこり。会場にはリピーターもたくさん見受けられ、すでに7回も鑑賞したという人の姿もあった。高山は「ちゃんと大丈夫?寝てる?食べてる?」と心配しながら、「『名探偵コナン』は、そういう皆さんに支えられている。胸が熱くなる」と感激しきりだった。

この日は登壇者にはサプライズで、全国の試写会で一足先に本作を観賞したファンからの感想コメントが飾られた巨大バックパネルが用意され、一同が「鳥肌!」「すごい!」と声を弾ませた。「いろいろな表情の哀ちゃんが見られて幸せでした」「哀ちゃんのかわいさ100万パーセント、コナンくんのかっこよさ100万パーセント」など今回キーパーソンとなる灰原への愛がつづられたものも多く、林原は「今回、哀ちゃんがだいぶ前に押しだされましたからね。いつも影に潜んでいたのに」とコメント。

灰原と手をつないで登場!
灰原と手をつないで登場!

薬を飲んで小学生の姿になった“灰原哀”、本名の“宮野志保”、組織でのコードネーム“シェリー”という3つの名を持つキャラクターを演じている林原だが、舞台挨拶にはシェリーの白衣姿をイメージした衣装で、灰原と手をつないで登場した。「『人は変われるんだな』ということを体現して、教えてくれる子」と灰原について分析した林原は、「いつ死んでも構わないとすら思っていた子が、生きるということにちゃんと目を向けて、一緒にいる人と生きることに対して強い意志を持てた。コナンくん、少年探偵団、蘭姉ちゃん、時におっちゃんと手を組んで事件を解決したこともあった。もちろん博士も」と灰原の周囲には愛があふれていることを口にしながら、「いまは灰原哀の“アイ”を“哀しい”という字で呼んでいる人は、哀ちゃんの周りに誰もいない。耳で聞いたら、“愛”ですから。そういう愛をくれたことで、彼女の氷のような心が溶けて、ここにいるんだなということを全身で感じることができました」としみじみと語る。着ぐるみの灰原と「ずっと大変だったよね。これからも大変かもしれないから、頑張ろうね」と励まし合うひと幕もあった。

シリーズ初の興収100億円超えを狙える大ヒットスタート!
シリーズ初の興収100億円超えを狙える大ヒットスタート!

「パシフィック・ブイ」の局長・牧野洋輔役でゲスト声優をゲスト声優を務めた沢村は「コナンファンの人たちの熱量を感じた。温かくて優しい」と目尻を下げた。コナンと一緒に宣伝活動できたことがとてもうれしかったそうで、「これで最後になっちゃうのかなと思うとさみしい」とこぼす。立山監督はぴったりだったと沢村の演技を絶賛していたが、「物語としては疾走感があって、たくさんの出来事がテンポよく起こっていくんですが、キャラクターの魅力をできるだけ多く引きだしたかった。脚本にはないシーンでも、蘭姉ちゃんが哀ちゃんのことを優しく抱き寄せるシーンを入れてみたりもした」とできるだけ原作の話や過去のエピソードも盛り込みたかったそうで、「組織との対決も描きつつ、そのバランスを取るのが大変だった」とこだわりを明かしていた。

取材・文/成田おり枝

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