【リレー連載第2回】「聖闘士星矢」に重なる生き様…本間朋晃が証明するパートナーの重要性「夢や目標に向かって進む人は出会いを大切にして!」

インタビュー

【リレー連載第2回】「聖闘士星矢」に重なる生き様…本間朋晃が証明するパートナーの重要性「夢や目標に向かって進む人は出会いを大切にして!」

「真壁さんの言葉で目が覚めた。この人についていけば間違いないと思った」

上京後、アニマル浜口ジムを経て、1997年に大日本プロレスでデビューを果たす。その後、全日本プロレスで活躍し、2006年に新日本プロレスにフリー参戦、2009年に正式入団した。「いろいろな団体を経験し、新日本プロレスにはかなりの遠回りをして入りました。遠回りだったけれど、ストレートで入った人が経験できないようなことを経験したので、すべて自分のためになっていると思います。最終的に(新日本プロレスに入る)目標を達成できたことは、プロレス人生のなかでも強く印象に残っています」としみじみ。

読んでいた漫画がどのような映像になるのか「期待しかない!」と語った本間朋晃
読んでいた漫画がどのような映像になるのか「期待しかない!」と語った本間朋晃

新日本プロレス加入へのきっかけとなった真壁刀義との出会いは強烈だったと振り返る。「あんな外見なので、話す前までは感じの悪い人だなと思っていて(笑)。すごくツンケンしていて、決して印象はよくなかったです。でも、ツンケンしているのには理由があって。極悪集団G・B・H(グレート・バッシュ・ヒール)を名乗りながら、悪者のくせにいいことをやろうとしている僕の戦い方が気に食わなかったらしくて。それはお互いのためにならないって、ハッキリ言われました。ハッとしましたね、真壁さんの言葉で目が覚めました。そんなふうにアドバイスしてくれる人はいなかったし、この人についていけば間違いないと思った瞬間でした」と懐かしそうに語り、「リングの外では、真壁さんはすごくいい兄貴分なんです」と笑う。

デビュー直後から「ダメだ」「(プロレスラーを)辞めてしまえ」と言われ続け、全然いいところがなかったと肩を落とした本間だが、2015年より真壁とタッグを組み、2016年には第69代IWGPタッグ王者となった。「IWGPのベルトはプロレスラーの憧れです。ベルトを巻いたことで下手な試合はできないと引き締まる思いでした。ベルトはめちゃくちゃプレッシャーになったけれど、いままで感じたことのない心地よいプレッシャーでした。ベルトが僕を強くしてくれたと思っています」と話した本間。


大きなスクリーンで繰り広げられるアクションに期待とのこと!
大きなスクリーンで繰り広げられるアクションに期待とのこと![c]2023 TOEI ANIMATION CO., Ltd. All Rights Reserved

星矢が小宇宙(コスモ)に目覚めて強くなっていく姿とリンクすると微笑み、「星矢にとっての小宇宙は僕にとってのベルト。諦めなくてよかったと思いました。だって、写真部だった僕が憧れの新日本プロレスのリングに立っているんですよ、夢しかないでしょ?どんな結果になろうとも、挑戦する前に諦めないでほしい。経験者として目標を持つ若い人たちに伝えたいです」と自身の経験と星矢の共通点に触れながら、若者へのメッセージも口にした。

■『聖闘士星矢 The Beginning』リレー連載
プロレス界のスターが語る「私の“The Beginning”」

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■第1回 棚橋弘至の“The Beginning”
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