ゆとり3人組&スタッフが再集結!『ゆとりですがなにか インターナショナル』は国境も超える!?
<キャスト&スタッフコメント>
●岡田将生(坂間正和役)
「ドラマ、スペシャルドラマを経て映画の話は本当に嬉しかったです。ひとえに、ゆとりですがなにかをたくさんの方々が好きでいてくださったおかげだと思います。感謝します。まだ公開もされていないのに早く続編やらないかなんて現場で話してた時間もありました。物語の中に日常で起こり得る問題を潜ませ、提示していくさまは多くの方々の共感を得ると思われますしなにより宮藤さんの本は面白すぎるというか、本を読んで久々に声に出して笑いましたし、今回も素敵なセリフが数多くありどう言うか悩む程でした。自分の中でもとても大切な作品、大切なチームだったのでご褒美みたいな気持ちで撮影に臨ませていただきました。宮藤さんの本は役者の皆さんを刺激してくれるし、どの役にも愛情を感じます。撮影現場では友人と会っている感覚に陥ってしまうほどアットホームな現場で常にみんなで正解を探していくセッションは心地よく、この現場ならではと思いました。桃李さん、柳楽のゆうちゃんは友人でもありライバルでもあり、この2人とはいつまでも肩を並べてお仕事をしていたいと思っています。長々となってしまいましたが、一言で表すと嬉しい。それに尽きます。久しぶりの作品で役をまたすぐ取り戻せるか不安もありましたが、一言セリフを言うだけで一瞬でゆとりの世界観に戻れました。楽しみに待っていてください!」
●松坂桃李(山路一豊役)
「率直に帰ってきたな、という感じです。久しぶりにあのメンバーに会うと、一瞬で、あの時間が戻ってきた感覚になりました。映画になると聞いた時は、『この作品を映画化って正直どうなんだ!?』と思いましたが、宮藤さんの脚本の上で、わちゃわちゃする感じがとても心地良かったです。映画としてさらにスケールアップしていて、さすが宮藤さんだなと思いました。岡田、柳楽とはプライベートで交流があったので、久々感はあまり無く、すぐに『まーちん』『まりぶ』『山路』に戻れました。そして、久しぶりの撮影現場はやっぱりみんな和やかに笑っていました!こんなに平和な現場あるんだと思うくらい和やかでした。水田監督とはドラマ以来でしたが、またこうして水田監督の元で山路として居られる事が素直に嬉しく、そして楽しかったです。『“ゆとりですがなにか”が映画!?は!?』みたいな反応がほとんどだと思いますし、この作品をそもそも知らなかったという方もいらっしゃると思います。これを機にゆとり世代が奮闘する軽妙な物語を皆さんにお届けできたら良いなと思います。お楽しみに!」
●柳楽優弥(道上まりぶ役)
「なにより久しぶりにキャスト、スタッフと再会できてとても嬉しかったです。ドラマ版も宮藤さんの脚本は読み進めるなかで素で笑ってしまうようなセリフやシチュエーションがたくさんあったのですが、今回の劇場版にもそういう要素が沢山詰め込まれています。作品を通して深まった絆を持っているキャストと良い緊張感の中作品に向きあうことができました。 劇場版ゆとりですがなにか、お楽しみに!」
●宮藤官九郎(脚本)
「確か『いだてん』の現場だったと思うのですが、桃李くんから『ゆとりで「ハングオーバー!」みたいなの、やれませんか?』と提案されました。それが3人の総意だったのか、記憶は定かではないのですが、世代論が通用しない海外で走ったり飲んだり吐いたりするまーちん、山路、まりぶ君の姿が目に浮かんで、水田監督に相談して『ゆとりインターナショナル』という仮題を付けました。しかし、コロナ禍になり海外ロケは当分ムリ。だけど、見渡せば東京もじゅうぶん多国籍、多言語だし、ネットで世界と繋がっているし、ムリして風呂敷を広げずとも、生活圏の中でインターナショナル感が出せたら、そっちの方がドラマの世界観を踏襲できるのではないかと思い直し、八王子〜高円寺間で起こる国際問題を描きました。なので、思いつきではなく、実は4年越しの映画化なのです。ハングオーバー要素も少ぉし残ってます。楽しみです。これがヒットしたら(しなくても)、また連ドラやりたいですね。ゆとり世代の40代、50代、60代、老後と、僕が死んだ後も『ゆとり』は続けて欲しい。それくらい大好きです」
●水田伸生(監督)
「岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が揃ったぁ!(揃えたんだけど…)これで面白くないドラマを作ったら、演出生命の終わりだ…と思った7年前の顔合わせ。今回は映画です!あの3人パワーアップしています!宮藤脚本、最高です!再び演出生命賭けてます!」
文/サンクレイオ翼