『リトル・マーメイド』特別映像でハリー・ベイリー圧巻の歌唱収録シーンが初解禁!

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『リトル・マーメイド』特別映像でハリー・ベイリー圧巻の歌唱収録シーンが初解禁!

今年創立100周年を迎えるウォルト・ディズニーが放つ、実写版ミュージカル映画『リトル・マーメイド』(6月9日公開)。先週、主人公アリエル役の日本版吹替声優を豊原江理佳が務めることが発表され、大きな注目を集めるなか、このたび本作に携わった豪華キャストやクリエイター陣が熱い想いを語る特別映像が解禁となった。

1991年に公開された名作アニメーション『リトル・マーメイド』。ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「人魚姫」をもとに誕生したこの作品は、ディズニー映画の第2黄金期を支え、歴史の礎を築いてきた。主題歌「アンダー・ザ・シー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞し、いまやディズニー音楽の巨匠として知られる作曲家アラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞。ディズニー・アニメーションが贈る究極のミュージカル・ファンタジーであることを知らしめた1作となった。その実写版ミュージカル映画では、マーメイドの王女アリエル役に、新人女優ハリー・ベイリーが大抜擢。歌手としての実力はすでにお墨付きで、かの歌姫ビヨンセも彼女を愛し、自身のアルバムやツアーにも出演させるほどの逸材だ。

解禁された本映像は、ベイリーが「アニメーション版を観た瞬間、世界が変わりました」と愛を語るシーンからスタートする。神秘的な海の中を自由に泳ぎ回るアリエルの姿が印象的だが、「私たち誰もが人魚に憧れました」とハリーも話しているように、心の感じるままに外の世界へと飛び出していくアリエルというキャラクター像は、いつの時代も、観る者すべてに勇気と希望を与える憧れの存在として輝き続けてきた。そんな等身大のストーリーが、今回、アカデミー賞6部門に輝く『シカゴ』(02)のロブ・マーシャル監督の手により美しく蘇る。「心に訴えかけるような物語」と監督が表現するとおり、本作で描かれるストーリーは、アニメーション版にも通ずるポジティブなメッセージを届けてくれる。掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救ったアリエル。この運命の出会いによって、思いを抑えきれなくなった彼女は、大切な声と引き換えにして、人間の世界へと飛び出していく。

映像では、アリエルが色鮮やかな海の中を自由にイルカと泳ぎまわり、光るクラゲと戯れる美しいシーンから、ヴィランであるアースラと恐ろしい契約を交わす怪しげなシーンまで、きらめく初出し映像も収められ、新たな世界を求め、夢に向かってひたむきに生きるアリエルに待ち受けるドラマに期待が高まる内容となっている。アースラ役のメリッサ・マッカーシーも「監督が作った世界は想像を超えました。まるで魔法です」と熱弁。

そんなアリエルの力強い物語を彩るのは、「パート・オブ・ユア・ワールド」「アンダー・ザ・シー」をはじめとした珠玉のミュージカルナンバーだ。アニメーション版から続投となったディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンと、ブロードウェイでの活躍が著しく、『モアナと伝説の海』(16)、『ミラベルと魔法だらけの家』(21)などの音楽も手掛けた新進気鋭の鬼才、リン=マニュエル・ミランダも参加。その音楽性についてアランは、「私たちの曲が作品の世界を広げました」と自信を口にしている。リンもまた、「(この作品に参加できて)光栄です。本作は僕にとって特別だから」と熱い想いを語る。


さらに本映像では、リンが初めて歌声を聞いた瞬間に「まさに本物の歌声だ!」と一瞬で心を奪われたというベイリーによる歌唱シーンの様子も収録。オーケストラの生演奏に合わせ、誰よりも美しい歌声を持つというアリエルのキャラクターを見事に体現した圧巻の歌声は、私たちに力強いパワーを届けてくれるだろう。ディズニーが贈る、新たなるミュージカル映画の金字塔をぜひ映画館で見届けてほしい。

文/山崎伸子

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