山寺宏一、加藤浩次らも大興奮!「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最新作はシリーズ史上「間違いなく一番面白い!」
人気シリーズの最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(5月3日公開)の公開直前大壮行会イベントが4月25日に都内で開催され、日本語吹替キャストの山寺宏一、加藤浩次、遠藤憲一、秋元才加が登壇。これまでのシリーズでもアライグマのロケット役を務めてきた加藤は、シリーズ史上「間違いなく一番面白い!」と今作に自信をのぞかせた。
銀河一の愛すべき落ちこぼれチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー“の活躍を描く本シリーズ。最終作となる今作では、アベンジャーズの一員でもある彼らの最後にして最大のラストバトルがド派手に描かれる。
ガーディアンズのリーダー、ピーター・クイル役を務める山寺は「自分がやっているので思い入れが強いですけど、そうじゃなくてもこの『ガーディアンズ・オブ・ギ ャラクシー』シリーズの私は大ファン!もうすぐ公開で非常に嬉しい反面、これがラストだと思うと本当に寂しいです」と挨拶。続いて加藤も「こういうイベントだから言うんじゃなくて、今作が3作目ですけど、これは間違いなく一番面白い!」と確信の笑顔を浮かべた。
いっぽう、樹木型ヒューマノイド、グルート役の遠藤は、まだ本作を観ていないというが「『僕はグルート。私はグルート』と頭だけ違う同じ言葉を言う役なので、あっという間に終わる仕事だなと最初思って参加したんですけど、(1作目から)9年も経っていると聞いて、朝びっくりしちゃって!その間にお酒もタバコもやめて人生がまるで変わった」と身の上話を明かすと、キャスト陣も笑い顔。また人の心を読み操るマンティス役の秋元は、「作品を通してガーディアンズの絆がどんどん深まっていくのをすごく感じています。今回が集大成ということで、私もファンとしてとても楽しみにしています!」と笑顔であいさつした。
この日、銀河をイメージした銀色の衣装で登場した4人。本シリーズおきまりとなったギャラクシー衣装だが、加藤は「この格好、イヤなんですよ。おっさん3人で恥ずかしくないですか?晩婚の新郎が3人集まったみたい(笑)」と言うと、山寺と遠藤も爆笑。そんななかキャスト陣に主演のクリス・プラットと、シリーズすべての監督を務めるジェームズ・ガンからスペシャル激励メッセージ映像が到着し、それぞれの名前も呼ばれると4人とも喜びの声をあげた。
シリーズでメインキャストを務めてきた4人だが、アフレコは各々別々に行ったといい加藤は「山寺さんが先に入れていて、めちゃめちゃやりやすい」と感謝し、秋元も「山寺さん、加藤さんの声が入っていたので、とっても助かりました」と振り返るが、遠藤だけは「僕は『グルート』って言うだけなんで、やりやすさはあんまり変わらないかな(笑)」とオチを作り、長年の仲の良さをのぞかせる一幕も。また、今作ではロケットが物語の鍵を握るが、加藤は「ロケットがなんでああなったのかが今回全部わかるストーリーになっています。ここは本当にキーポイント。言えないことが多いけど、答えがでます!」と気になる物語の内容をにおわせた。
さらに、ディズニープラスで配信された「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」では、マンティスがピーター・クイルの妹だったという事実が明かされたが、吹き替えた秋元は「今作でもマンティスが大活躍していて私も嬉しい限り」と語り、山寺も「ドラックスとの掛け合いがすごく面白くて」と話すと、「今回もおもしろいことになっています!」と笑顔を見せた。
仲間にして家族であるガーディアンズのメンバーだが、続いてそんな内容に絡めて「家族や仲間など大切な人と絆を深めるため最も重要だと思うこと」について、フリップトークを展開。秋元は「本音で語る」ことだと明かすいっぽう、遠藤も「本音をさらけ出すこと」だと告白。「自分はダメなところをいっぱい持っているので、相手も出してもらえると心の交流も増える」と明かす。続いて山寺は「リスペクト」だと発表し、加藤は「下着の共有」と発表するも「冗談で書いた」と正直に明かして笑いを誘いつつ、逆に遠藤から30年以上の相方である極楽とんぼの山本圭壱と長くコンビを続ける秘訣を聞かれると、「仕事以外は会わないということ。その方が新鮮。僕は(色々あって)15年くらい相方と会っていなかったので、今すごく新鮮です(笑)」と会場を笑わせた。
最後には、秋元が「いよいよゴールデンウィークから公開です。ガーディアンズの集大成、絆や愛の形をぜひたくさんの方々に劇場で観ていただきたいです」と本作をアピール。遠藤も「今さらですが僕自身、映画の好みとしてCGを使ったものが嫌いでしたが、この作品に出会って食わず嫌いだったことがわかって、ものすごい工夫や煌びやかな感動がいっぱい満ち溢れていることがわかった。僕みたいな人も、ぜひこういう作品の面白さを知っていただきたい」と力説した。加藤も「もう本当に最高傑作になっています!ジェームズ・ガン監督の選んだ音楽、アクションシーンも本当に最高!今の世の中の閉塞感に対するメッセージも入っている。1、2を観ていない人でも全世代楽しめる作品」だと強くアピールし、山寺も「素晴らしい作品。映画の面白さがすべて詰め込まれている。仲間と家族の絆の物語で、このガーディアンシリーズは観ないと人生損する!くらいに思っていますので、ぜひたくさんの人に観ていただきたいです」とメッセージを贈った。
シリーズ最終作となる今作では、ガーディアンズの前に銀河を完璧な世界に作り替えようとする最凶の敵〝ハイ・エボリューショナリー“が出現。全銀河の運命とチームの存続をかけた戦い、そしてシリーズ史上最も熱い仲間たちの絆が描かれ、ジェームズ・ガンが引き続き監督と脚本を手掛けている。
取材・文/富塚沙羅