ティモシー・シャラメ、『Wonka』でヒュー・グラントとの仕事に感激！『DUNE』続編は全編IMAX撮影のアクション巨編に

現地時間4月24日から27日にかけてラスベガスで行われた、劇場経営者やメディア向けのコンベンションの「CinemaCon 2023」を現地レポート。4月4日にスタジオ創立100周年という節目のタイミングを迎えたワーナー・ブラザースのプレゼンテーションに、ティモシー・シャラメが登壇した。

シャラメは同スタジオの大型待機作『Wonka』『Dune: Part Two』いずれにも主演するとあって、『Wonka』では共演者のキャラー・レーンと、『Dune: Part Two』パートではドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と共演者のゼンデイヤと登壇。それぞれファーストルックの映像もお披露目され、会場をおおいに沸かせた。

『Wonka』で若きウィリー・ウォンカ役を演じるティモシー・シャラメPhoto by Kevin Winter/Getty Images for CinemaCon

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『Wonka』出演についてシャラメは「夢が叶いました！『チャーリーとチョコレート工場』はとても刺激的な映画でした、恐らくここにいる皆さんの多くと同じように、私はウィリー・ウォンカやその仲間たちと一緒に育ったんです」と思い入れを明かし、かつてジョニー・デップが演じた風変わりでシニカルな工場長から一転、「若々しく最高のショコラティエになるという希望に満ちたウィリー・ウォンカ像を紹介できるチャンスをうれしく思います」とコメント。

また、お披露目された映像ではチョコレートで働く小人”ウンパルンパ”役をヒュー・グラントが演じていることがわかった。ガラス瓶に閉じ込めれたウンパルンパの想像以上にエキセントリックな姿に、会場からは驚きの声が！シャラメは「ヒューのウンパ・ルンパの姿を観るのは、これが初めてですよね？」と会場に問いかけ、オリヴィア・コールマンやローワン・アトキンソンらの名前も挙げながら「強烈な体験でした！アメリカの俳優として、こうしたイギリスの名優たちと仕事を出来ることはまさに夢です。(『Wonka』を手掛けたポール・キング監督とグラントがタッグを組んだ)『パディントン2』のコラボレーションもすばらしいものでしたから」と喜びを溢れさせていた。

【写真を見る】ヒュー・グラント扮する、チョコレート工場の小人”ウンパルンパ”に会場から驚きと笑いが！[c]SPLASH/AFLO

作品賞を含むアカデミー賞10部門にノミネートされ、6部門を受賞した『DUNE/デューン砂の惑星』(21)の続編『Dune: Part Two』のプレゼンテーションでシャラメは再登場。ヴィルヌーブ監督は「パート1は、どちらかというと瞑想的な映画でした。パート2は、アクション満載の壮大な戦争映画。より濃密な内容になっています」と明かした。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(写真左)がアクション満載の本作に自信を見せるPhoto by Kevin Winter/Getty Images for CinemaCon

新たな予告編では、砂丘に座ってささやきあうポールとチャニの姿がなんともロマンティック。チャニ役のゼンデイヤは「今回、彼女は夢の中にいるだけではありません」と多くの登場シーンがあることを示唆。一転、シャラメが演じたポールが巨大生物サンドワームに乗るアクロバティックなシーンもお披露目され、1作目では40％程度をIMAX認証カメラで撮影したのに対し、本作では100％使用して撮影していることも明かした。

「DUNE」最新作は、ゼンデイヤとティモシー・シャラメの共演シーンもグッと増えそうPhoto by Kevin Winter/Getty Images for CinemaCon

デヴィッド・リンチ監督版の『デューン/砂の惑星』(84)で歌手のスティングが演じたフェイド・ラウサ役を『エルヴィス』(22)のオースティン・バトラーが演じるほか、砂漠の惑星アラキスの秘密を握る役でフローレンス・ピューが出演するなど、旬な俳優が集結している。

ワーナー・ブラザースは、1923年4月4日にハリー、アルバート、サム、ジャックのワーナー4兄弟によって設立されて以来、100年にわたりエンタテインメント作品を提供し続けてきた。また、現行の動画配信サービス「HBO Max」と「Discovery+」を統合した新動画配信サービス「Max」を5月23日よりスタートすることを発表したばかり。CinemaConのステージでは、劇場興行とストリーミング、それぞれの方針が述べられた。

『Dune: Part Two』は11月3日に、『Wonka』は2023年に全米公開予定。

取材・文/下田桃子(編集部)