聖櫃、サンカラ・ストーン、聖杯…インディ・ジョーンズが探してきた“秘宝”をプレイバック!
スティーヴン・スピルバーグ監督がルーカスフィルムとタッグを組み、世界中で人気を集めてきた「インディ・ジョーンズ」シリーズ。その15年ぶりの最新作となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が6月30日(金)に全世界同時公開。ハリソン・フォードがインディを演じる最後の作品となる最新作の公開を前に、これまでインディが探し求めてきた“秘宝”を振り返っておきたい。
考古学者にして冒険家のインディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かっていく本シリーズ。最新作では“人間の想像を超える力”を持つ謎に満ちた伝説の秘宝をめぐり、インディが因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)と、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げていく。スピルバーグは製作総指揮を務め、『フォードvsフェラーリ』(20)のジェームズ・マンゴールド監督が新たにメガホンをとる。
シリーズ第1作『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(81)でインディは、“聖櫃(モーセの十戒が刻まれた石板を収めた箱)”をめぐり、ナチスやナチスに取り入った考古学者べロック(ポール・フリーマン)と激しい争奪戦を繰り広げた。続く『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(84)では小さな村の老人から、その村を守っていた聖なる石“シヴァ・リンガ(サンカラ・ストーン)”とさらわれた村の子どもたちを救ってほしいと依頼されパンコット宮殿へ。そしてモラ・ラム(アムリッシュ・プリ)が率いる邪教集団に捕らえられるなど、まさに命を懸けた戦いを切り抜けた。
また『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(89)では永遠の命を得られるとされるイエス・キリストの“聖杯”探しに奮闘。聖杯捜しの依頼人であり、実はナチスの党員だったウォルター・ドノバン(ジュリアン・グローヴァー)を相手に、父であるヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)と共に過酷な冒険を強いられることとなったインディ。そして前作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(08)では、神秘的なパワーが宿る秘宝“クリスタル・スカル”をめぐり、ソ連の部隊を率いる大佐イリーナ・スパルコ(ケイト・ブランシェット)と対峙した。
こうした様々な冒険を繰り広げ、同時に世界を救ってきたインディ。最新作のカギを握るのは、インディが人生をかけて探し求めてきたという“運命のダイヤル”。すでに解禁されている予告映像には、“運命のダイヤル”と思われるアイテムと、フォラーが歴史の改変をもくろんでいるかのようなセリフが登場。はたしてこれはどんな秘宝なのか、そしてインディはフォラーとどんな攻防を見せてくれるのか。その全貌が明らかになる瞬間が待ちきれない!
文/久保田 和馬