松坂桃李、映画「クレヨンしんちゃん」ゲスト声優に!「予想以上にしんちゃんと共演できた」と喜び語る
6月5日、「クレヨンしんちゃん」初の全編3DCGアニメーション映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~』(8月4日公開)の完成報告会見が開催され、松坂桃李、空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)、サンボマスター(山口隆、近藤洋一、木内泰史)、野原しんのすけの声を担当する小林由美子が登壇した。
「クレヨンしんちゃん」は、1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、1992年にテレビアニメの放送がスタート、幅広い世代に笑顔と感動を届けてきた国民的コンテンツ。今作でアニメーションを担当するのは、『STAND BY MEドラえもん』(14)や『シン・ゴジラ』(16)を手がけたCGプロフェッショナル集団の「白組」。アニメーション監督を務めるのは、『モテキ』(11)、『バクマン。』(15)の大根仁だ。
今回、ゲスト声優として登壇したのは、映画、ドラマ、舞台と順調にキャリアを重ねている松坂桃李(非利谷充役)。また、「キングオブコント2021」で優勝を果たし、単独公演のチケットも即完売するほど売れっ子のお笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐら(池袋教授役)、水川かたまり(ヌスットラダマス2世役)もステージに立った。
松坂は、本編を観た感想を問われると「とにかく野原一家、最高でしたね。そして、しんちゃんがかっこよかったです。それを今回、クレヨンしんちゃん史上初ということで、3Dで観れるというのが。全世界の人に観てほしいです!」と答え、「今までの映画の中でも間違いなく“しん次元”のしんちゃんの作品になっています」とアピールした。
また、声優として演じたことについては「お話をいただいたときは、どのくらいしんちゃんと絡めるんだろうか、ちょっとでも絡めたら…と思っていたのですが、いざ台本を開いてみると予想以上にしんちゃんと共演するシーンが多かったので、緊張ももちろんあったのですが、すごくうれしかったです。子ども時代を思い出しながら演じさせていただいた感じがありました」とニッコリ。
空気階段の鈴木は、「この日が待ち遠しくて。アフレコさせていただいたのですが、本当に公開されるのか、真実なのかわからなかったので、本当にドキドキしてこの日を迎えました。皆さんの前でこうして話せて本当にうれしいです」とコメントし、水川は「スケジュールに(仮)と書いてあったのでこれはまぁ嘘だろうと。テレビ朝日のドッキリだろうと思っていました。(声の仕事は)今までの仕事で一番難しかった。1日でやらせていただいて、120パターンくらい録って、喉がちぎれるかと思って途中で帰ろうかと思ったくらい。でも、やらせていただいて本当に良かったです」と、出演できたことに感謝した。
さらに、主題歌(「Future is Yours」)を担当することについて、サンボマスターの山口もコメント。「大根監督が、とにかくロックにやってほしいとすごく言われていて。ロック、ロックって。逆にオレら、ロックにやれないから…」と困り顔を見せつつ、「逆にいいんですか?と。でも歌詞も『アイラブユー』から始まって。これはロックでしょうと」と、納得の楽曲になったことを報告。
続けて「この作品に関われるんだという、うれしさというか。この作品にロックンロールが流れる感動というか。そうしたことを思いました。(ここで映像と合わさったものを大きな音で聞いて)いまだにこうした方がいいかなとか思っちゃうくらいですが…。ボリュームの調整とかやりたい(笑)」と語っていた。
最後に松坂は、「野原家は映画になるとみんなが家族のために一致団結する。あの絆の強さ、愛があふれているところをとても感じて、いつもいい映画だなと観ています」と、「クレヨンしんちゃん」シリーズへの思いをコメント。野原ひろしは「僕も憧れの存在」とも話し、「なんか全国のお父さんの代表というか。映画になると心に残るセリフを言ったりする」と分析していた。
取材・文/平井あゆみ