認知症の高齢者の復讐劇を描く『復讐の記憶』が9月公開決定

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認知症の高齢者の復讐劇を描く『復讐の記憶』が9月公開決定

『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(18)で大鐘賞映画祭、主演男優賞を受賞したイ・ソンミンと『ジョゼと虎と魚たち』(20)のナム・ジュヒョクが初共演する『復讐の記憶』が9月1日(金)より全国公開することが決定。あわせてポスタービジュアルが解禁となった。

【写真を見る】不穏な雰囲気漂うポスタービジュアル
【写真を見る】不穏な雰囲気漂うポスタービジュアル[c]2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & MOONLIGHT FILM ALL RIGHTS RESERVED.

本作は2023年3月開催の大阪アジアン映画祭でも話題となった復讐劇。80代の老人ピルジュ(ソンミン)は、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を胸に生きてきた。認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に彫り、復讐殺人を開始。ピルジュと親しい青年、インギュ(ジュヒョク)が運転手として雇われるが、なにも知らない彼は犯行現場近くの監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。2人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。

ソンミンは特殊メイクで80代の高齢者になりきり、憑依的なオーラを発して熱演を見せ、観る者を圧倒。ジュヒョクはピルジュの復讐計画に翻弄されていく青年インギュを多彩な感情表現で力演する。監督は『華麗なるリベンジ』(15)のイ・イルヒョンが担い、企画・製作・脚本を務める『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のユン・ジョンビンとともに脚本も担当している。


このたび公開されたポスタービジュアルには「赤いポルシェ、拳銃、タトゥー 80歳の友人は僕をとんでもない“復讐”に巻き込んだ!」というコピーが配され、ピルジュが車から鋭い視線を外に向けるその横で、インギュが不安そうな表情を見せる姿を捉えている。2人が向かう復讐劇の先になにが待ち受けるのか、驚きの展開が待ち受ける本作に期待が高まる。

文/入江奈々

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