アジア各国を席巻中の韓国ドラマ「財閥家の末息子～Reborn Rich～」を独占配信！新動画配信サービス「Lemino」がスタート

株式会社NTTドコモは、4月12日から映像配信メディア「Lemino」の提供を開始。定額制動画配信サービスとして国内最大規模の会員数を誇っていたdTVが拡大リニューアルした本サービスは、独占配信やオリジナル作品を含む「韓流・アジア」「アニメ」「国内ドラマ」「邦画」「音楽・ライブ」「エンタメ」などのジャンルを中心とした約18万本もの豊富なコンテンツが楽しめることが魅力だ。さらに、レビューを投稿・シェアする「レビュー」や、シーンごとの感情やコメントを投稿・シェアする「マイチャプター」、フォローしたユーザーの推奨コンテンツをタイムライン上に表示する「エモートライン」機能など、気になるコンテンツをすぐに見つけられるタイムパフォーマンスに優れた機能が搭載されている。あらゆる動画配信サービスがしのぎを削る中、フォロワー同士がお互いの好きなドラマや映画への共感をシェアする時代にマッチしたプラットフォームで、一歩リードしようという構えだ。

そして2022年の大ヒット韓国ドラマ「財閥家の末息子～Reborn Rich～」が「Lemino」で独占配信となる。

【写真を見る】韓国の巨大財閥スニャングループに忠実に尽くしてきたヒョンウだったが…[c]Chaebol Corp. all rights reserved

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絶望的な若者の痛切な願いに呼応する「財閥家の末息子～Reborn Rich～」

貧しい家に生まれた長男ユン・ヒョンウ(ソン・ジュンギ)は、韓国の巨大財閥スニャングループに忠誠を尽くすチームリーダーだったが、会社の危機にあっけなく切り捨てられ、銃弾に倒れてしまう。しかし、彼が目を覚ましたのは、ソウルオリンピックを翌年に控え、民主化へと突き進む激動の1987年。スニャングループ創業者チン･ヤンチョル会⾧(イ・ソンミン)の孫チン･ドジュンの体に乗り移り、二度目の人生を歩むことに。自分の殺害を指示した人物の一族として生きることになったヒョンウは、一発逆転を狙い新たな人生ゲームに打って出る。

韓国では、現代社会と国家への絶望をブラックに表現する流行語がしばしば登場する。本国の「財閥家の末息子～Reborn Rich～」公式サイトにある製作陣の言葉の中には、そうした言葉の一つ“離/生/望”が使われている。今後の人生にまったく希望を持てなくなる状況を、自虐的に捉えた造語だ。そして若者たちは、今の人生が終われば来世で巻き返せるなどということは起こらない絶望的ないまを生きながらも「ただ、次の人生でも、辛い私の人生を救ってほしいだけ」だと望んでいるとしている。さらに、「 “離/生/望”は絶望のシグナルではない。韓国で青春を送る若者たちがこの世に送る切実な救助シグナルだ」と、このドラマで伝えたいメッセージを明かしている。

ヒョンウとドジュン、それぞれの心情を見事に演じ分けたソン・ジュンギ[c]Chaebol Corp. all rights reserved

高いリアリティを持つ復讐劇に誰もがのめり込む！

作品へより熱中してもらいたいという理由から、週に3回放映という近年の韓国ドラマでも異例の放送枠となった「財閥家の末息子～Reborn Rich～」だが、韓国世論調査会社ギャロップによる韓国人が好きなドラマランキングで、それまで第1位だった「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を抜き首位を獲得。放送終了まで、その話題性と熱気を維持し続けた。

野望を心に秘めつつ、ミニョンと惹かれ合うドジュン[c]Chaebol Corp. all rights reserved

本作は同名のウェブ小説を元にしている。“異世界転生もの”として高い評価を受けた原作小説のおもしろさを、ドラマは巧みに生かして映像化した。財閥企業の経営構造と階級社会のディティールと人間の葛藤を丁寧に表現したオリジナルそのままに、サムスン電子や現代グループのような財閥家のストーリーが映像のリアリティでより重みを持った。「財閥家の末息子～Reborn Rich～」はあくまでフィクションだが、たとえばチン・ヤンチョルが精米所から事業を開始し、大企業スニャンの礎を築いたという設定は、サムスングループの創業者の出自との酷似が指摘されている。現実にコミットメントするかのような考証に、主人公が過去へ飛び越えて別人になり代わるファンタジックな要素によって、平凡な人間が権力を奪いに行く現実にはなし得ない設定に説得力が生まれた。持たざる者が搾取階級を逆転しようとする展開に、実社会で憂鬱を抱える多くの視聴者がのめり込んだのは間違いない。

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