LiSA、『スパイダーマン』吹替版主題歌に「めちゃめちゃぴったり!」と自信!小野賢章は「すべてがパワーアップ」と熱くアピール

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LiSA、『スパイダーマン』吹替版主題歌に「めちゃめちゃぴったり!」と自信!小野賢章は「すべてがパワーアップ」と熱くアピール

「スパイダーマン」シリーズの最新作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(6月16日公開)の豪華吹替声優舞台挨拶付き試写会が6月13日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、小野賢章、悠木碧、宮野真守、関智一が登壇。サプライズで日本語吹替版主題歌を担当するLiSAも駆けつけ、会場を盛り上げた。

LiSAも駆けつけ、楽曲に込めた想いを語った
LiSAも駆けつけ、楽曲に込めた想いを語った

本作は、ピーター・パーカーの後を継いだマイルス・モラレスを主人公に新たなスパイダーマンの誕生を描き、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編。前作はコミックをそのままアニメーションにしたような革新的映像表現と、エモーショナルな物語が高く評価され、大きな話題を呼んだ。マイルス・モラレス/スパイダーマン役の小野は「やっと皆さんに観ていただける。早く共有したかった」と興奮しきり。前作は「たくさんの方に『すごいおもしろかった』と言っていただいた。同じ業界のスタッフさんに言っていただくことも多かった」、ピーター・B・パーカー/スパイダーマン役の宮野も「注目度が高かった」と反響について明かしていた。

マイルス・モラレス/スパイダーマン役の小野賢章
マイルス・モラレス/スパイダーマン役の小野賢章

続編が決定した時の心境を聞かれた小野は、「『きっとやるだろうな』とは思っていた」と笑顔を浮かべ、「聞いた時は、やっぱりうれしかった。前作を観た時の衝撃がすごかったので、今回どういう映像になるか楽しみだった」とワクワクしたという。宮野は「『続編に本当に出られる?』と心配になりました」と切りだし、「物語の膨らませ方がすごい!」と前作から1年4か月後を描く展開に驚愕。小野はマイルスが成長期にあることに触れ、「声は前より大人っぽく意識しました。性格的には、スパイダーマンとしての自分にちょっと慣れてきた感じ。『僕がスパイダーマンだよ』という感じが出せたらなと思っていた」と心の変化にも意識したとコメント。するとミゲル・オハラ/スパイダーマン2099役の関が、「それ、一番危ないタイミングだよね。慣れてきたなと思った時に事故ったりするから!」とツッコミ、会場も大爆笑。宮野が「役者もそうですもんね!」と乗っかり、関が「気をつけてくださいね!足元すくわれる!」と応じて、さらに周囲を笑わせていた。

生アフレコを披露!
生アフレコを披露!

グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェン役の悠木も「グウェンも気を付けるタイミングではある」と続きながら、「前作では、マイルスよりちょっと先輩だった。今回は『この子もその年齢なりなんだ』というところがたくさん見える。かっこいいだけじゃなくて、一生懸命になりたいものに向かって自分なりに模索している子なんだというところが見えた」とキャラクターへの愛情を吐露。関は、「前作の時はエンディングでちょこっとだけ出てきて、おもしろい感じのキャラクターだった。『続編があったらたぶん出てくると思うよ』と言われていたんですが、まさかこんなにおいしいところで出てくるとは思っていなかった。ギャグ要員かと思っていたらシリアスな感じで登場します」と茶目っけたっぷりにキャラクターについて言及していた。

日本語吹替版主題歌、新曲「REALiZE」を担当したLiSA
日本語吹替版主題歌、新曲「REALiZE」を担当したLiSA

息ぴったりにトークを繰り広げた声優陣だが、この日は本作のファイナル予告版の生アフレコを披露した。いま世の中に出ているのは字幕版だけとあって、吹替版として目にできるのはこの場だけという貴重な機会となった。緊張しながらもさすがの掛け合いを見せた声優陣だが、最後のタイトルコールを演じたスペシャルゲストとして紹介されながら、ステージにLiSAがサプライズ登場する場面も。LiSAは、本作の日本語吹替版主題歌「REALiZE」を担当している。

【写真を見る】金髪姿のLiSA、グウェンちゃんと笑顔!カラフルなスカートもキュート
【写真を見る】金髪姿のLiSA、グウェンちゃんと笑顔!カラフルなスカートもキュート

大きな拍手を浴びて現れたLiSAは、「前作は、“楽しませていただいていた側”。主題歌で関わらせていただいてとてもうれしい」と感激しきり。楽曲に込めた想いについて、「過酷な運命を背負ったスパイダーマンが登場する。前作だとマイルスが、スパイダーマンだと自覚した時に強くなったなと感じました。みんながスパイダーマンとしての運命を受け入れる、そして運命に抗っていく自覚を持った時に強くなれると感じたので、今回『REALiZE』を書きました」と明かした。さらに完成作を観て「めちゃくちゃうれしかった」と声を弾ませ、「『自分の運命を貫く』という気持ちを持ったスパイダーマンがたくさん出てくるこの作品に、自分の楽曲が流れた時に『めちゃめちゃぴったりじゃん!』と思ってとてもうれしかった」と喜びをあふれさせていた。


小野は「本当にかっこいい。楽曲の疾走感がスパイダーマンのアクションシーンのスピーディーな感じとマッチングしていて、ワクワクした」、悠木も「この作品が好きな人(が書く)の歌詞だ!と思った。エモい。最高でした!」と大絶賛。LiSAは「うれしい!」と笑顔を弾けさせていた。最後に小野は「すべてがパワーアップしています。瞬き厳禁」と熱くアピールしていた。

取材・文/成田おり枝

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