生田斗真、磯村勇斗の活躍を称賛「どの映画にも出てる!」インスタでもおすすめされると笑顔で告白

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生田斗真、磯村勇斗の活躍を称賛「どの映画にも出てる!」インスタでもおすすめされると笑顔で告白

映画『渇水』(公開中)の公開御礼舞台挨拶が6月14日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、主演の生田斗真、共演の磯村勇斗、監督を務めた高橋正弥が登壇した。

【写真を見る】メイキング写真で撮影時のエピソードを語った磯村勇斗。生田から活躍を称賛される場面も
【写真を見る】メイキング写真で撮影時のエピソードを語った磯村勇斗。生田から活躍を称賛される場面も

1990年に第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり、注目を集めた河林満の同名小説を原作に映画化した本作は、生田演じる心の渇きにもがく水道局職員の主人公、岩切俊作が幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く人間ドラマ。磯村が岩切の同僚でともに停水をして回る水道局員の木田拓次を演じ、白石和彌監督が初プロデュースを手がけている。

撮影を振り返り笑顔を見せる生田
撮影を振り返り笑顔を見せる生田

イベントではスクリーンに映されたメイキングの写真を見ながら、撮影エピソードを披露する形でトークを展開。MCから磯村との仲の良さを問われた生田が「勇斗って呼んでます。うらやましいだろ!」と会場に向かってドヤ顔を見せ笑いを誘うと、磯村も「ヒューッ!」とうれしそうに反応し、息の合ったやりとりで盛り上げる。劇中で岩切と木田がお酒を飲み、距離を縮めるシーンの撮影を振り返り「俳優同士でしか分かり得ない、ハマったな、来たぞという感じがしたシーンです」と解説。磯村も同じことを感じていたそうで「心が一緒になっていく感じがありました」と補足していた。

現場では芝居の話よりは趣味の話をすることが多かったそうで、「芝居の話をした記憶がない」とキッパリ話した生田に磯村が「それが逆によかった気がしています」と返し、撮影当時は観葉植物の話で盛り上がり、長期ロケの際には植物に自動的に水やりができるホースを繋いでいくという、磯村の裏技も明かされた。

本作の監督、高橋正弥
本作の監督、高橋正弥

制作スタッフからは姉妹役を演じた山崎七海、柚穂とはあまり距離が近くならないようにというリクエストがあったそうで、「クライマックスの撮影シーンでやっと話していいんだ、みたいな空気になって。そこから二人と話すようになったのを覚えています」とコメントした生田。磯村はこのシーンでの生田の表情が大好きだと話し、「いきいきとした岩切の表情を見ながら、でも、役としては違う考え(を持っている立場)なので、気持ち的にも昂りました。小さな革命という感じのシーンで大好きです。気持ちよかったです」と熱弁。さらに姉妹役の二人についても、「仲良くなりたかったけれど、我慢しました。宿題をやっている姿を見ると教えたくなったけれど、そのときも我慢しました(笑)」と制作スタッフからの要望をしっかりと守っていたと伝えた。

生田と「分かり合えた」瞬間を振り返った
生田と「分かり合えた」瞬間を振り返った

イベントでは生田が磯村の活躍ぶりに触れる場面も。「なにを観ても磯村勇斗が出てる。すごくないですか?どの映画にも出てますよね?」と会場に問いかけた生田。続けて「インスタ見てても、おすすめにめちゃくちゃ磯村勇斗が出てくるし(笑)」とニヤニヤする生田に「僕の愛が出ちゃってるんです。生田さんの携帯まで僕(の愛)が支配しちゃっているんです」とニッコリした磯村に対して、「そういうこというんだよな〜」とまんざらでもない様子でさらに笑顔に。続けて「すごいですよ、磯村祭りです!」と付け加え、磯村の活躍を手放しで称賛。会場が大きな拍手に包まれると磯村は「どの映画も愛してください」としっかりアピールしていた。


フォトセッションの様子
フォトセッションの様子

最後の挨拶で磯村は「言葉がこの映画を成長させていくと思っています。(映画を観て)よかったと思ったら、広めてください」と呼びかけ、生田は「日本映画史に残るべき映画というのは必ずあります。自分たちで作っていてなんですが、この作品はまさに残すべき映画であり、残るべき映画です。みなさんの心のなかに、頭のなかに残っていくことを願っています」と本作をしっかりとおすすめし、イベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

※高橋正弥の「高」は「はしごだか」、山崎七海の「崎」は「たつさき」が正式表記。

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