『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』USプレミアにハリソン・フォード、スピルバーグ、ルーカスらレジェンドが揃い踏み!
巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督と、「スター・ウォーズ」シリーズを手掛けるルーカスフィルムの超豪華制作陣がタッグを組んだアドベンチャー・シリーズ「インディ・ジョーンズ」。待望の最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が6月30日(金)に全世界同時公開となる。本作のUSプレミアがアメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアターにて開催され、ハリソン・フォード、スピルバーグ、ジョージ・ルーカスという、映画界のレジェンド3人が揃って登場したほか、豪華キャストとスタッフ陣が集結した。
本作がインディ・ジョーンズ役として最後の冒険になるフォードをはじめ、インディの相棒ヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、インディと“運命のダイヤル”の争奪戦を繰り広げる宿敵、フォラー役のマッツ・ミケルセン、シリーズに欠かせない発掘屋でインディの親友サラー役のジョン・リス=デイヴィスに、製作総指揮のスピルバーグや、ジョージ・ルーカス、そしてスピルバーグ監督からバトンを受け取ったジェームズ・マンゴールド監督。さらに御年91歳の映画音楽界の生ける伝説ジョン・ウィリアムズも登場するなど、“インディ最後の冒険”に向けて、オールキャスト&スタッフが駆け付けた。
会場のドルビーシアターには、本作のカギとなる“運命ダイヤル”の巨大なオブジェなどによって、インディ・ジョーンズのミステリアスでワクワクするような世界観が広がっていた。15年ぶりの開催となったUSプレミアには、インディのトレードマークであるハットにレザージャケット姿で公開を待ちきれないファンたちも大勢駆け付けるなか、満を持してハリソン・フォードが登場。
40年以上にわたってインディを演じ続けてきたフォードは賞賛と感謝の大歓声を浴び「気分は最高です。やるべきことはやったと思います。この映画には本当に満足しています」と、この日を迎えた喜びを吐露。さらに、日本で公開を待つファンに向けても「ありがとうございます。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を楽しんでもらえたらと思います」と、メッセージを送った。
続けて本作でインディの宿敵フォラーを演じるマッツ・ミケルセンも「走って映画館に行ったほうがいいです。映画館で観てください。これはジェットコースターのような映画です」と熱く語り、ファンの期待を煽った。また、マンゴールド監督は、「日本の皆さん、こんにちは。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を皆さんにお見せできることをとてもうれしく思っています。きっと気に入っていただけると思います。おもしろいです。アクションがいっぱい。想像力豊かな作品です。そしてもちろん、ハリソン・フォードが勇敢なインディ・ジョーンズとして戻ってきます。ハリソンが再び活躍する姿を見て、ジョン・ウィリアムズが鉛筆でピアノに書いたパワフルな音楽の美しさとパワーを感じることができるのは、とてもうれしいことだと思います。私にとって『インディ・ジョーンズ』の映画は、映画へのラブレターであり、黄金時代のクラシック映画です」と熱い想いを語った。
その後行われたプレミア上映では、ステージ上にフォード、スピルバーグ、ルーカスという、映画界の伝説ともいえる3人が登壇し、割れんばかりの大歓声に包まれた。さらにスピルバーグの掛け声でスクリーンがせりあがると、そこにはオーケストラと共に、「インディ・ジョーンズ」シリーズのもう一人のレジェンド、ジョン・ウィリアムズがサプライズ登場。ウィリアムズ本人の指揮による「レイダース・マーチ」が披露され、会場はこの日一番の興奮と熱気に包まれた。
世界中のファンが冒険の行方に胸を躍らせるなか、インディは一体どんな物語を見せてくれるのか。ぜひインディ最後の冒険を映画館で見届けて。
文/山崎伸子