ガル・ガドット主演アクションの予告映像に、ザック・スナイダー最新作のメイキングも！Netflixの2023年配信映画の最新情報をお届け

ブラジルのサンパウロで日本時間6月18日に行われたNetflixのグローバルファンイベント「TUDUM」で、2023年以降に配信されるNetflixオリジナル作品の情報が続々解禁。そのなかから注目の映画2作品の最新情報を、解禁された映像と共に紹介していこう。

ガル・ガドットが驚異的なスケールのアクションに挑む！

まずは「ワンダーウーマン」シリーズのガル・ガドットが主演を務めるスパイスリラー『ハート・オブ・ストーン』(8月11日配信)。世界にまたがる強大な平和維持組織に所属するエリートエージェントのレイチェル・ストーンは、ある事件を機に世界を揺るがす力を持つ装置“ハート”が奪われたことを知り、その奪還作戦に奔走することに。

このたび解禁された予告映像では、激しい銃弾戦や圧倒的な戦闘スキルを駆使した肉弾戦、さらには雪山の斜面をパラシュートで滑降したり、上空で爆発する飛行船から飛び降りるなど、アクションに定評のあるガドットの身体能力を駆使した手に汗握るアクションシーンが盛りだくさんに収められている。

メガホンをとったのは『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』(19)のトム・ハーパー監督。共演には『ベルファスト』(21)のジェイミー・ドーナンや、『ＲＲＲ』(公開中)のアーリヤー・バット、『アーミー・オブ・ザ・デッド』(21)のマティアス・シュヴァイクホファーら国際色豊かな顔ぶれが勢揃い。ガドットの新たな代表作との呼び声も高いビッグスケールのスパイアクションに、期待はふくらむばかりだ。

ザック・スナイダーが挑む、“破格な規模”の制作風景が公開！

続いては『ジャスティス・リーグ』(17)や『アーミー・オブ・ザ・デッド』のザック・スナイダー監督が監督・脚本を務めた『レベル・ムーン(原題)』(12月22日配信)。日本が世界に誇る巨匠、黒澤明監督の『七人の侍』(54)にインスパイアされた本作は、暴君が率いる軍勢の脅威にさらされた平和なコロニーを舞台に、戦士を集めるための壮大な冒険へと繰りだす人々を描いた壮大な叙事詩。

本作から解禁されたのは、その破格な規模の制作風景が垣間見えるメイキング特別映像。「大規模な映画を知ってると思ってた。この作品を知るまで」という語りから始まるこの映像では、スナイダー監督が「少数が多数に挑む、不利な戦いを描く。善対悪の物語だ。長年あたためてきた物語を語る機会が来た」と、本作に込めた熱い思いを告白。その言葉と共に、圧倒的なスケールに挑んだ撮影現場の様子を見ることができる。

主演を務めるのは『キングスマン』(14)や『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(17)のソフィア・ブテラ。ほかにジャイモン・フンスーやエド・スクライン、ペ・ドゥナ、レイ・フィッシャー、チャーリー・ハナム、フラ・フィー、そして名優アンソニー・ホプキンスと個性と実力を兼ね備えたキャストが集結。2部作で描かれる一大プロジェクトのさらなる続報に乞うご期待だ。

今回の「TUDUM」では、ここで紹介したNetflixオリジナル映画以外にも、実写ドラマシリーズとして制作された「ONE PIECE」(8月31日配信)の初出し映像や、社会現象を巻き起こした「イカゲーム」のシーズン2の情報などが次々と発表。2023年の下半期も、Netflixから目が離せなくなりそうだ！

文/久保田 和馬