『リトル・マーメイド』豊原江理佳が生歌唱!昆夏美や木下晴香らディズニープリンセス声優も駆けつけ、熱い舞台裏トークを展開

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『リトル・マーメイド』豊原江理佳が生歌唱!昆夏美や木下晴香らディズニープリンセス声優も駆けつけ、熱い舞台裏トークを展開

映画『リトル・マーメイド』(公開中)の大ヒット記念イベントが6月22日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、主人公アリエル役のプレミアム吹替版声優を務めた豊原江理佳が、「パート・オブ・ユア・ワールド」を生歌唱。また、実写版『美女と野獣』(17)でベル役の吹替声優を演じた昆夏美、実写版『アラジン』(19)でジャスミン役の吹替声優を演じた木下晴香らも駆けつけて、3人のディズニープリンセス声優たちで大ヒットを祝った。

美しい歌声を持ち、人間の世界に憧れている人魚アリエルが大切な声を引き換えにしながらも、勇気を持って新しい世界に飛び出していく姿を描く本作。先だって公開された本国アメリカでは、実写版『アラジン』(19)を超えるオープニング成績を上げ、6月9日に封切られた日本でも、公開2週目の週末興行収入が4億532万円、動員26万7,115人を記録し、2週連続No.1を獲得した。6月21日までに興行収入16億3,897万円、観客動員数109万2,631人を達成するなど、その勢いは止まらない。

【写真を見る】豊原江理佳(アリエル役声優)が「パート・オブ・ユア・ワールド」を熱唱!
【写真を見る】豊原江理佳(アリエル役声優)が「パート・オブ・ユア・ワールド」を熱唱![c]2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

この大ヒットを受けて、周囲からの反響や本作の魅力を聞かれると、豊原は「家族や友人は公開日に観に行ってくれました!音楽がすごく良かった、キャラクターが可愛かったなど、うれしい感想をたくさんいただきました。個人的には、アリエルとエリック王子が惹かれあったところが丁寧に描かれていると感じ、新しいリトル・マーメイドとして楽しんでいただけると思います!」と、感激する。そして、本作の大きな見どころである楽曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を生歌唱すると、切なくも力強い歌声に、会場に集まったファンの中には思わず涙を流す者も。

続いて、歴代ディズニープリンセス役声優の昆と木下が祝福に訪れた。アリエルをイメージした花束を2人から受け取り、ベル役の昆とジャスミン役の木下から賛辞が贈られると豊原は大興奮。本作を鑑賞した感想と豊原の演技について聞かれた昆は「江理佳ちゃんの声は耳にスッと入るけど、頭と心と耳に残る忘れられない声だと思いました!私も過去にベル役を演じましたが、声だけで表現するのは本当に難しいんです。江理佳ちゃんはアリエルのままだなと感じて、本当にすごいと思いました!」と称える。木下も「映画自体が海の世界に飛び込んだような美しい世界で、没入感がすごくあります。音楽が本当にすてき。江理佳ちゃんの声はハリーの力強い表情に合わせて強さもありつつ、ふわっとした柔らかさと優しさで心に触れてくれました」と、それぞれがディズニープリンセス役声優ならではの感想を語り、豊原の演技に最大限の賞賛を送った。

その後、それぞれが楽曲をイベントやテレビで披露した際の印象深いエピソードについて問われると、豊原は「映画館やテレビ、ショッピングモールなどいろいろな場所で歌を披露しましたが、その場所によってお客様の空気感が違うことに気づきました。生で歌わせていただけたことが本当に良い経験になりましたし、自分としても幅が広がりました!」と話す。

映画『リトル・マーメイド』大ヒット記念イベントの模様
映画『リトル・マーメイド』大ヒット記念イベントの模様[c]2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

昆は「野獣役の山崎育三郎さんとたくさんの音楽番組に出演しましたが、ボールルームのシーンでは本当にワルツを先生に習って本番に臨んだんです!山崎さんとリフトするシーンもありましたが、回を重ねるごとにだんだん慣れてきて、空中にいる時間の方が長かったように感じました(笑)」と話し、木下は「人生で一番緊張したのは某音楽番組でした。普段は舞台で歌うことが多いので、目の前にカメラや他のアーティストさんがいることにすごく緊張しました。本番前に別の方のマイクを手に取りかけたくらい緊張しました(笑)」と、それぞれのエピソードを明かし、会場中を驚かせた。

さらに、陸に上がるために魔法の力を使う大胆な決断をしたアリエルのように、思い切った決断をした過去を振り返って、昆は「高校の進路を音楽高校に変えたことです。小さいころから漠然とミュージカルの舞台に立ちたいという夢は持っていて、どうしても諦められずに、両親に頼んで音楽高校へ進学しました。あの決断が無ければ、いまここにいないので、両親には本当に感謝です」と語った。

木下は「『アラジン』のジャスミン役のオーディションに応募したことです。『美女と野獣』で野獣役を務めた山崎さんとたまたま舞台でご一緒した際に、ご自身がオーディションで決まったと聞き、自分もやってみたいと思い、初めて自分からマネージャーにオーディション応募を頼みました。あの時踏み出して本当に良かったです!」と振り返る。

豊原は「この仕事をするために20歳で上京したことです。当時は若かったこともあり、アリエルのようにワクワクした気持ちと勢いだけで東京に来ました。両親の元を離れて知らない場所にいることは不安でもありましたが、結果的に良かったと思いますし、新しい世界へ飛び出したいというアリエルの気持ちが私にもよくわかります」と、それぞれのターニングポイントを明かした。


最後に、アリエルの魅力について昆は「ベルもアリエルも度胸がすごいですし、ハートが強いですよね!ジャスミンもそうですが、ディズニーのヒロインは強い意志を持って自分で前に進んでいくのが魅力的だと思います」と言うと、木下は「ジャスミンは立場的にも自分から外には行けずに、アラジンに連れ出してもらってからどんどん心を開いていくのが魅力的。反対にアリエルは自分の心に真っすぐ前に進むところが魅力的で、それぞれ良さがあると思います」とコメント。豊原は「アリエルは真っすぐ自分の好きなものや行きたい場所に向かって突き進むパワーや意志があります。知らないからこそできる、初めてだからこそできることもあると思いますが、心の感じるままに動くという勢いは見習いたいです!」と、改めてその魅力をアピール。最後に、登壇ゲスト3名で海の仲間たちをイメージしたくす玉を割り、大ヒット記念イベントを華やかに締めくくった。

文/山崎伸子

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