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米林宏昌監督「宮崎駿監督を乗り越えていかなければ」と決意!ジブリ超えは「一歩ずつ」

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米林宏昌監督「宮崎駿監督を乗り越えていかなければ」と決意!ジブリ超えは「一歩ずつ」

『思い出のマーニー』の米林宏昌監督がスタジオジブリを退社して新たに挑む最新作『メアリと魔女の花』の初日舞台挨拶が7月8日にTOHOシネマズスカラ座で開催され、杉咲花、神木隆之介、小日向文世、佐藤二朗、渡辺えり、大竹しのぶ、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーが登壇。米林監督が「宮崎駿監督を乗り越えていかなければいけないと考えて作った」と力強い決意とともに臨んだことを明かした。

本作は、主人公・メアリが、禁断の“魔女の花”との出会いをきっかけに奇想天外な冒険に巻き込まれていくアニメーション映画。西村プロデューサーが設立したスタジオポノックの初長編作品となる。

新スタジオでのゼロからのスタート。宮崎駿監督の弟子でもある米林監督は「苦労することがいっぱいあった。ジブリにいたときは、宮崎監督の作品をつくるために集まったスタッフがいる状況からのスタートだったけれど、今回は一人一人に声をかけることからのスタート」と述懐。

「スタジオジブリと宮崎駿、この二つの魔法の言葉がいつも僕の隣にあった」と偉大な存在を感じていたことを明かし、「僕は、宮崎監督から学んだことを愛しているのと同時に、これを乗り越えていかなければいけないと常に考えて作ってきました」と力強く語った。

「ジブリ超えなるか?」との期待の声も上がっているが、米林監督は「そんなおこがましいことは言わない」と恐縮しつつ、「一歩ずつだと思う。前作より、よくなっていけば」とコメント。「10キロ痩せた。苦労ばかりだった」という西村プロデューサーが「やっぱり、自分たちのなかにあるジブリは超えていきたい。もう一歩前に進みたい」とまっすぐな思いを語ると、米林監督も「そういう姿勢で臨みたい」と続けた。

またメアリを演じた杉咲が、米林監督と西村プロデューサーへ手紙を送る一幕も。杉咲は「映画を観て、ここに戻って来れば、いつでも力をもらうことができるんじゃないかと思える、自分にとっての希望ができた。監督や西村さんは魔法を持っている」と手紙を読み上げると、米林監督は「感動しました。本当に素晴らしい方たちと仕事ができてうれしく思っています」とスタッフ、キャスト陣に改めて感謝していた。【取材・文/成田おり枝】

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