オスカー候補女優アンドレア・ライズボローの“魂の演技”に涙…『To Leslie トゥ・レスリー』海外版ロング予告を入手
主演のアンドレア・ライズボローの魂を込めた熱演に、ケイト・ブランシェットやジェーン・フォンダら名だたる女優たちが称賛の声をあげ、第95回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされるビッグサプライズを巻き起こした『To Leslie トゥ・レスリー』(公開中)。このたび本作から、主人公のレスリーの生き様がにじみでた海外版ロング予告映像を独占入手した。
テキサス州西部に暮らすシングルマザーのレスリーは、宝くじで19万ドルの高額当選を果たしたもののアルコールで使い果たし失意のどん底に陥る。それから6年後、息子にも失望され行き場を失ったレスリーはかつての友人ナンシーとダッチの元へ向かうが、またしても酒に溺れ呆れられてしまう。そんななか孤独なモーテル従業員のスウィーニーと出会ったレスリーは自分の過去を見つめ直し、人生の再起を図ることに。
このたび解禁された海外版ロング予告映像は、本編の冒頭と同様にレスリーが宝くじに高額当選し喜びと希望に満ち溢れた表情を見せるシーンから始まる。そこから一転、やつれた表情でバーカウンターに座るレスリーはタバコを片手に「いい母親に戻りたい」と漏らし、友人には呆れられ、息子と衝突しながらセカンドチャンスに手を伸ばす。その姿が、リンダ・ペリーが本作のために書き下ろした楽曲「Angels Keep Falling」の温かなメロディーに乗せて映しだされていく。
これまで『オブリビオン』(13)や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)などで印象的な演技を見せてきたライズボローが見せる痛々しいほどにリアルな演技と、ラストに待ち受ける心温まる瞬間。日本でもすでに各レビューサイトに絶賛の声が相次いでいる本作を、是非とも劇場でご堪能あれ。
文/久保田 和馬