浴衣姿で登壇した岡田将生&清原果耶、『1秒先の彼』子役のサプライズ登場に笑顔!「手紙ってステキ。心に染みます」

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浴衣姿で登壇した岡田将生&清原果耶、『1秒先の彼』子役のサプライズ登場に笑顔!「手紙ってステキ。心に染みます」

岡田将生、清原果耶のW主演映画『1秒先の彼』(公開中)の公開記念舞台挨拶が7月8日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、岡田、清原、共演の荒川良々、羽野晶紀、監督の山下敦弘、脚本の宮藤官九郎に加え、特別ゲストとして柊木陽太、加藤柚凪が登壇した。

作品タイトルにちなみ「1日遅れの七夕まつり」を開催
作品タイトルにちなみ「1日遅れの七夕まつり」を開催

山下監督と宮藤が初タッグを組む本作は、台湾映画『1秒先の彼女』をリメイクしたラブストーリーで、原作の舞台を京都に移し、さらに男女のキャラクター設定を逆転し、岡田演じるなにをするにも人より1秒早いハジメと、清原演じる1秒遅いレイカが“消えた1日”を巡る物語が描かれる。

タイトルにちなみ「1日遅れの七夕まつり」として開催されたイベントには、キャスト陣が浴衣姿で登場。山下と岡田がタッグを組んだ『天然コケッコー』(07)のイベントでも浴衣姿だったことをMCから伝えられた岡田は「監督も浴衣姿かと思ったら、普段のスタイルだったので(笑)。見たかったなあ…」とちょっぴり残念な様子。岡田の変化について訊かれた山下監督が「(『天然コケッコー』)当時とは別人。本当に立派になりました」と役者としての成長に目を細めると、岡田は恐縮しながらもうれしそうに「ありがとうございます」と何度もお辞儀をしていた。

人よりワンテンポ早いハジメ役の岡田
人よりワンテンポ早いハジメ役の岡田

謎のバス運転手役の荒川と共演シーンについて清原は「本当に楽しくて。次はなにが飛びだしてくるのかなって。一緒に走らなきゃ、という気持ちで現場にいました」と、楽しさと刺激を味わった現場を振り返り笑みを浮かべる。荒川は清原について「お若いのに一本筋が通っている。引っ張っていただいて、ありがとうございました」とお礼を伝えるなど、イベントは終始和やかなムードに包まれていた。

初めて母親役を演じた羽野は「全編京都ロケ。私は宇治市出身で、撮影も実家の近所。びっくりしたけれど、運命を感じながら撮影させていただきました」と監督と宮藤の脚本に感謝。羽野が宇治市出身とは知らなかったという山下監督は「ハマり役でした。オリジナル版のお母さんにも似ているという声を台湾の方からもいただいています」とうれしそうに報告していた。

人よりワンテンポ遅いレイカ役の清原
人よりワンテンポ遅いレイカ役の清原

郵便局で働くハジメ役の岡田にはヒロイン力があるとコメントしていた宮藤。「郵便局にいる時から、1人だけ違う光が当たっている印象がありました。ここから連れ出して欲しいみたいな感じがして…」と、岡田から感じたヒロイン力を解説。山下監督は岡田と清原について「いい意味で対照的な2人。岡田くんはヒロイン力があり、清原さんはワンテンポ遅いけれど映画を引っ張っているキャラクターという印象です。本人の資質もあるかもしれないけれど、すごくいいバランスでした」と2人のコンビネーションに太鼓判。ヒロイン力のある岡田に対して清原は「とても男前で、特に最後は王子様感があります!」と、本作の注目ポイントにも触れていた。


加藤のキュートな言動にデレデレの様子
加藤のキュートな言動にデレデレの様子

イベント終盤には特別ゲストとして、岡田、清原それぞれの幼少期を演じた柊木、加藤がサプライズで登場し、花束を手渡し手紙を読む場面も。演じたレイカとの共通点は「蚊を捕まえられないところ」と話した加藤は「大人のレイカちゃんは、どうですか?蚊を捕まえられますか?」と質問。「ほっこりしちゃいました」とデレデレの清原が「大人のレイカちゃんは蚊を捕まえられるようになりました」と答え、2人はうれしそうに見つめ合った。

微笑み合う岡田と柊木
微笑み合う岡田と柊木

手紙では役作りの様子を語った柊木は「岡田さんは、変顔は得意ですか?」と岡田に質問。続けて「僕は、この撮影で変顔にとても苦労しました。どうやったらおもしろく演じられるのか、しばらく悩みました。岡田さんのようにクセのある役でも憎めない、愛されキャラを演じられるようにがんばりたいです」との柊木の言葉に岡田は「手紙ってやっぱりステキです。心に染みるな…」としみじみ。会場が変顔披露に期待が高まる雰囲気に包まれたのを察した岡田は「後で、裏でいっぱい変顔を見せてあげるね。でも、ここではやらないよ!」と言い切り、変顔ショットを狙う取材陣は少し残念そうにしていたが、会場は大爆笑していた。

フォトセッションの様子
フォトセッションの様子

最後の挨拶で岡田は「とても思い入れのある作品です。素敵な方々と素敵な映画を作ることができました。身を委ねれば委ねるほど、あたたかいものが返ってくる映画です」とアピール。清原は「悩むこともあるけれど、ありのままの距離感で生きていけることは素敵。身近な人に寄り添ってもらえるような映画になりました。映画を観てあたたかい気持ちで帰ってもらえたらうれしいです」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

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