バットを振り回す?長澤まさみのキレっぷりが怖すぎ!
「週刊少年ジャンプ」の人気コミックを、小栗旬主演で実写映画化したアクション・コメディ『銀魂』(7月14日公開)。宇宙人によって鎖国を解かれたパラレルワールドの江戸時代末期を舞台に、風変わりな侍・坂田銀時(小栗)のゆるい日常と、辻斬り事件に端を発する熱いバトルが描かれる。「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一監督が生み出すシュールな曲者キャラクターが揃う本作で、今回は長澤まさみ扮する志村妙のキレっぷりに注目したい!
長澤演じる志村妙は、まとめ髪に桃色の着物姿が艶やかな町一番の美人。銀時とともに万事屋を営む志村新八(菅田将暉)の姉で、なにかと世話のかかる銀時たちの面倒を見るマドンナ的(?)存在だ。
しかし、いつもは優しくおしとやかな妙だが、キレると一転して手の付けられない超凶暴女に!普段からしつこく妙の尻を追いかけ回す、猪突猛進型のはた迷惑な近藤勲(中村勘九郎)に対しては、鉄拳制裁もいとわない。ヤンキー張りの睨みを利かせて「図に乗ってんじゃねー!!」と絶叫しながら、バットを一振りして近藤を空の彼方まで吹っ飛ばしてしまう!
また、銀時にさえ妙は容赦ない。重傷を負い、絶対安静の銀時を妙が看病する場面。妙の目を盗んでこっそり銀時が布団から抜け出そうとすると…突然、股すれすれに大きな刃物をザクッ!おそるおそる銀時が見上げると、そこには薙刀を握って立ちはだかる妙の姿が。青ざめた銀時を尻目に、「怒ってないよ」と真顔のテヘペロを繰り出すのだ。前代未聞の世にも恐ろしいテヘペロに、銀時ならずとも震え上がってしまうだろう。
着物をはんなりと着こなす上品な雰囲気とは裏腹に、怒らせると“怖~いお姉さま”を演じきった長澤。ノリの良い振り切った演技を披露し、見事なコメディエンヌっぷりを発揮している。長澤演じる妙になら、あなたも怒られてみたい!?【トライワークス】